物流プラットフォームを運営するオープンロジは、ヤフーが運営するYahoo!ショッピングとAPI連携を実施した。これにより、Yahoo!ショッピング出店者向けに無料で、オープンロジへの商品登録から発送依頼までの物流管理業務を自動化するサービスの提供を開始した。
これまでオープンロジはYahoo!ショッピング出店者向けに商品の保管・発送代行サービスを提供してきたが、利用にはデータ加工などアナログな作業が必要だった。しかし、API連携によりこの不便さを解消。利用者は、必要な商品情報を1クリックでオープンロジに連携でき、商品の発送まで自動化できるようになるという。
特に中小規模のEC事業者は、業務効率化にかける費用を抑える傾向にあり、「欠品」「過剰在庫」「煩雑なデータ管理による発送漏れや誤出荷」などが結果としてEC事業者の負担となっている。APIによるシステム連携は無料で利用できるため、規模を問わず幅広い層のEC事業者の業務効率化を支援する。
オープンロジは、ECの販売側と物流倉庫の運営側の間の分断されたデータや運用をAPIを活用して連携していく。これまでに受注一元化サービスのネクストエンジン、GoQSystem、およびEC運用支援サービスのSTORES.jpとAPI連携し、中小のEC事業者を中心に業務効率化のサポートを推進している。
API連携でできる主な機能は以下となる。
(1)商品情報連携:1クリックでYahoo!ショッピング上の商品情報を連携でき、自動更新可能
(2)入庫情報の自動反映:倉庫で入庫完了した在庫情報をYahoo!ショッピング上に自動連携
(3)発送業務の自動化:Yahoo!ショッピングの受注情報を取込ボタンクリックで簡単にオープンロジに取り込み可能。倉庫から発送完了後、配送会社の配送番号を含む発送完了情報を連携