DXを加速する次世代ルーティングソリューションを発表、エクストリーム

エクストリーム ネットワークス(以下、エクストリーム)は、次世代データセンタースイッチおよびルーター「Extreme SLXファミリ」の最新プラットフォーム「ExtremeRouting SLX 9640」を発表した。2018年度後半に一般発売される予定。

ExtremeRouting SLX 9640は、ネットワーク監視を実現する「Extreme SLX Insight Architecture」、フルネットワークサイクルのクロスドメイン自動化を可能にする「Extreme WorkFlow Composer」との併用により、クラウドやサービスプロバイダネットワーク、企業データセンター、キャンパスネットワークのインターネットルーティングに対して理想的なソリューションを提供する。

これにより、企業・組織は、技術移管に起因するデータセンターインターコネクションの要件変更への対応、ビジネスの進化に最適なサービスレベルを享受できるという。

ExtremeRouting SLX 9640は、400万ものインターネットルートのハードウェアをサポートする。コアを簡素化してボーダーをスケーリングすることで、企業は急増するネットワークデバイス数への対処が可能。また、ウルトラディープバッファにより、増え続ける遅延に敏感なトラフィックのパフォーマンス要件に対応する。

さらに、増大する接続要件を満たすため、1RUのフォームファクタに100GbEを最大12ポート、10GbEを最大24ポート搭載可能。1、10、25、40および100GbEの柔軟な構成をサポートする大容量で柔軟なポート密度により、企業の成長に合わせた投資を展開したいという要求に応じた。

加えて、高い信頼性を備えた複数のデータセンター間でレイヤ2、レイヤ3トラフィックをシームレスかつ柔軟に拡張するため、あらゆるデータセンターやWANと接続や相互運用ができるよう「MPLS」「BGP-EVPN」「論理VTEP」など多様なプロトコルオプションを提供する。

また、直接アプリケーションを実行するオープンで柔軟なゲストVM環境を通じ、ワイヤーからワークロードまでの広範なリアルタイム監視にネットワークの可視性を提供する「Extreme SLX Insight Architecture」を採用。ネットワークトラフィックを効果的・効率的に把握し、サービスに影響を与える問題のトラブルシューティングを迅速に行うことが可能だ。

「Extreme Management Center」を通じた一元管理や「Extreme WorkFlow Composer」と「Automation Suites」を用いたネットワークのライフサイクル全体のクロスドメイン・オートメーションにより、優れたユーザーエクスペリエンス、ITとビジネスの機敏性の向上、価値創出までの期間の短縮を図ることができるという。