畜舎洗浄ロボット向け遠隔操作システムを開発

ソフトバンクグループでロボット・ソフトウエア事業を行うアスラテックは、中嶋製作所の畜舎洗浄ロボット「クレバークリーナー」向けにロボット遠隔操作システムを開発したと発表した。

クレバークリーナーは、高圧洗浄機を使用して畜舎内を自動で洗浄するロボット。従来は、あらかじめ記憶させた動作による自動運転や有線コントローラーによる操縦に対応していた。今回新たに開発した遠隔操作システムにより、畜舎から離れた場所にいるオペレーターが畜舎などに設置したカメラの映像を確認しながら、クレバークリーナーを遠隔操作できるようにした。

このロボット遠隔操作システムは、アスラテックの遠隔ロボットコントローラー「V-Sido WebConnect(ブシドー・ウェブコネクト)」の技術を活用して開発。V-Sido WebConnectは、既存のロボットを遠隔で制御するためのコントロールボックスで、ロボットや制御用端末などに接続することで、ロボットへのコマンド送信や映像などの送受信をインターネット経由で可能にする。

今後もアスラテックは、様々なロボットに対してV-Sido WebConnectを用いた遠隔操作システムやソリューションを提供していく計画。