アーム、IoTのセキュリティのデバイス管理を簡素化

アームは、業界での採用が急速に拡大するArmのIoTプラットフォーム「Arm Mbed Platform(アーム・エンベッド・プラットフォーム)」に関する最新動向を発表した。

同社によると、30万人以上の開発者コミュニティと80社以上のパートナー企業に支持されているArm Mbed Platformは、IoTの導入に伴う複雑性やセキュリティといった課題を解決し、物流やエネルギー・公益、スマートシティの分野を中心に、企業のビジネス価値創出を支援するという。

アームにとって、1兆個もの機器がネットワークで接続される世界を実現するには、業界最高水準の効率性とセキュリティを備えたチップの設計以上のことが求められるという。そこで必要とされるのは、製品のライフサイクル全体を通じて、IoT機器のセキュアな開発、導入、管理をシンプルに行える環境作りだ。

これにより企業は、IoTによるデータがもたらす機会を活用し、業務データとの統合により、価値あるビジネスの成果へとつなげることが可能となる。しかし一方で、IoTによるビジネス成長の機会を追求することで、ITの複雑性やセキュリティの懸念の高まりに直面する企業が多いことも現状である。

Arm Mbed Platformは、コネクティビティ、デバイス管理、セキュリティ、プロビジョニングなどIoTに必要不可欠なビルディングブロックを提供するもので、セキュリティと統合の複雑性を解決する。

このほか、IBMがMbed CloudとIBM Watson IoT Platformの連携を行うなど、80社の協力パートナーによるエコシステムの成長にも支えられているという。今回、IoT機器のより柔軟なセキュリティ認証を実現するため、私たちはMbed CloudとサイバートラストおよびGMOグローバルサインとの連携している。