昨今、職場やメディアでRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が話題だ。事務処理などの定型業務やデータ集計・分析等の前処理、ただ面倒くさいだけの仕事はソフトウェア・ロボにやらせて、人間は、より価値のある高度な業務の遂行に集中する。
RPAが脚光を浴びる背景には、人手不足(中小企業庁資料)、生産性の向上、「働き方改革」といった経営課題がある。そしてこれらの課題解決に向けて、「RPAツールを活用した業務自動化」を検討する企業は増加している。が、「どこからRPAツールの利用を始めたら良いかわからない」とか、「RPAツールは購入したが、効果的に活用できていない」といった声を多く耳にするという。
東芝情報システムは、RPAツールと、ツール活用サービスの提供を今月より開始し、企業におけるRPA活用を強力にサポートすると発表した。ツールのひとつは、ロボットの管理や権限管理が充実していてグローバルシェアNo.1、金融機関や企業で導入実績が豊富な「Blue Prism」。もうひとつは、ふだんのPC操作を「録画」して自動化の設定、利用頻度の高い操作を部品化したライブラリにて細かい操作設定も可能な、国内シェアNo.1の「WinActor®」。
そしてこれらRPAツールの活用サービスでは、アセスメント、お試し、ツール選定、構築といった「導入支援」、お問い合わせや教育といった「運用支援」メニューが用意されていて、顧客はこれらのサービスを使いこなすだけで、業務の自動化、ロボット活用への道をスムーズに行き、アクセルを踏むことができる。RPAの適用範囲は、販売業務、経理・会計、マーケティング営業、製造、監査、情報システムとなっている。
今回のサービスは、今月30日より東京ビッグサイトで開催の「スマートファクトリーJapan 2018」で披露される。