RPAツールをより利用しやすく、フローティングライセンスに対応

NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-ATは、2014年に商品化し販売しているRPAツール「WinActor」について、フローティングライセンスに対応する最新版Ver.5.1を2018年6月から販売開始する。

WinActorは、NTT-ATのシステム研究所で研究開発された技術をベースに、同社が商品化した純国産のRPAツール。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行う様々な操作を「シナリオ」として記録し、自動化。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を正確に再現できる。

また、既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率、品質、コストの改善を図ることを支援する。

WinActorでは。従来までのソフトウェアをインストールしたPC本体とライセンスを紐付けるノードロックライセンス方式だけでなく、新たにフローティングライセンス方式も販売する。

フローティングライセンスとは、ソフトウェアの使用許諾(ライセンス)の方式の一種で、ライセンスのみをサーバで管理し、サーバに接続されたどのコンピュータでも、ライセンス数の範囲内でソフトウェアをインストール・起動することができる方式のこと。

フローティングライセンスとライセンス管理ソフトウェアをセットで購入することで、ライセンス数の範囲内ならどのPCでも、サーバ上のライセンス管理ソフトウェアからライセンスを取得し、WinActorを起動できる。

また、ブラウザ(Chrome、Microsoft Edge)に開発者向けツールを追加し、当該ブラウザ関連のWinActorライブラリを用いることで、画像マッチングやエミュレーション以外の方法で、Chrome、Microsoft Edge上での処理を自動化できるようにした。

年間ライセンス料は、ノードロックライセンスのフル機能版が90.8万円、フローティングライセンス版がオープン価格となっている。