NTTドコモは、バスの中に4Kプロジェクターや音響設備を搭載し、第5世代移動通信方式(以下、5G)を活用して大容量の映像を伝送することで、高臨場感と没入感のある空間を体感できる移動式5Gデモプラットフォームを開発した。
5Gデモバスの車内には、前面7K、両側面各3Kの大スクリーンを設置し、4Kプロジェクターを4台、5.1ch対応の音響設備を搭載する。スタジアムや観光地といった様々な環境を仮想的に作りだし、高臨場感と没入感のある空間を演出する。また、インテル製の5Gの移動局装置やアンテナも搭載することで、5Gの無線伝送により大容量の映像やリアルタイム映像伝送などのデモンストレーションを可能にした。
また、東京ソラマチで開催されたドコモの未来体験空間「PLAY5G 明日をあそべ」のオープニングセレモニーでは、5Gデモバスの車内の大スクリーンにラグビーの試合映像を投影し、スタジアムで試合を観戦しているような体感を提供した。
今後は2018年7月の沖縄県をはじめ、大阪府、北海道など全国の様々な場所でのイベントを通じて5Gデモバスの展示を予定しており、より多くのユーザーの声を5Gサービス創出に役立てる考え。
さらに、2018年4月28日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2018」の「NTT超未来研究所 5th GENERATION NTT超未来大都会」に5Gデモバスを出展。離れたブースの映像を5Gでリアルタイムに伝送し、日本航空とのコラボレーションにより、5Gデモバス内で「超踊ってみた」を臨場感高く体感できるデモンストレーションを行う予定。