スマートスピーカーによるガス機器操作・料金確認などのサービスを開発

オージス総研は、大阪ガスが2018年4月から提供する新たなIoTガス機器向けサービスに企画段階から携わり、設計から開発までのサービス構築全般を担当したことを発表した。

新サービスでは、スマホアプリによる離れて暮らす家族の見守り機能、ガス機器のお勧めの使い方や暮らしに役立つ情報の配信機能などとともに、スマートスピーカーに話しかけることでガス機器を操作したり、料金・使用量を照会したりできる機能を利用可能にした。

スマートスピーカーに対応したサービスの開発においては、ユーザーの発話に対して自然な応答内容を定義することが重要となる。例えば、「Amazon Echo」などの「Amazon Alexa」対応デバイスで利用できる機能においては、発話アクセントやイントネーションをより自然にするための調整や、方言対応などの工夫を行ったという。具体的には、「あかん」など関西人が良く使う幾つかの言葉に対応する。

オージス総研は、2016年の「エネファームtype S」のためのIoTガス機器用プラットフォーム構築、2017年の「エコジョーズ」IoT化対応に引続き、今回の新サービスを担当した。

IoT市場が、実証実験の段階から本格的サービス開発・運用の段階へ急速に変化する中、オージス総研は、大阪ガス向けを含む数多くのIoT案件を通じて培ったノウハウと先進技術で、IoTソリューションの構築に注力する。

ユーザーの継続的な価値向上につながるIoTサービスを共創する「IoTコンサルティング」や、他クラウドとの連携を実現する「API公開支援ソリューション」などを、今後も様々な顧客企業に提供していく考え。