開発担当者と運用担当者が協力してソフトウェアを作り込み、デリバリーしていく技法「DevOps」は、従来手法よりも開発の期間を短縮し、変更にも柔軟に対応できる。と、近ごろ話題になることが多い。
DevOpsは期待の星だが、日本国内ではまだ十分に普及しているとは言い難い。
近年、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、クラウドなどの技術が台頭し、デジタルトランスフォーメーションに取り組む企業には、さらなる成長に向けた柔軟でタイムリーな新規サービスの投入や既存サービスの柔軟な変更が求められていて、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の実践が注目されているという。CTCは、AWS上でアプリケーションのリリースプロセスを効率化する、自社開発によるCI/CD環境「Ignite」を本日から無償提供する。
上記CI/CD環境Igniteは、AWSのCodeシリーズを活用したアプリケーションのリリース作業を自動化。開発のフレームワークにはWebサービスで一般的なJava、Node.js、AngularJSを用意していて、ソースコードからのアプリケーションのビルド、テスト、デプロイおよびプロビジョニング(実装)という一連のリリース作業を自動化することで、アプリケーション開発やサービス提供での管理業務の効率化を実現する。
同社は今回のIgniteの提供に併せてDevOps関連のサービスメニューを拡充。DevOpsの推進体制や適用範囲などの設計を支援する「DevOpsコンサルティングサービス」とIgniteをベースにCI/CD環境を構築する「CI/CDインテグレーションサービス」を展開する。そして、DevOpsの普及に貢献するともに、AWSでのIgniteを中心としたアプリケーション開発やDevOpsのビジネスを通して3年間で10億円の売上を目指すという。