四條畷市で登下校見守りサービスの実証実験、関西電力

四條畷市と関西電力は、ottaの持つIoT技術を活用した登下校見守りサービス「かんでん見守り隊 OTTADE!」(以下、OTTADE)の社会実験を、四條畷市内の全小学校において開始する協定を締結した。

OTTADEは、ビーコンを搭載したホイッスル型の専用端末を携帯する児童等の位置情報履歴を、家族や保護者がスマートフォンなどで確認できるサービス。ビーコンの電波の検知端末である基地局を、住宅や店舗、公共施設などのコンセントに設置することで、速やかにサービス基盤を構築できることが特徴。専用のアプリケーションをダウンロードしたスマートフォンや通信機能を持つ車載端末なども検知端末として利用できる。

2018年4月から、四條畷市内の全小学校7校で参加申込の受付を開始し、5月から有効性確認を目的とした社会実験を始める予定。なお、四條畷市における社会実験は、関西電力がOTTADEを提供する初めてのプロジェクトとなるという。

四條畷市では、登下校中の児童の安全確保に努め、これまで通学路を中心として市内に防犯カメラの整備を進めてきた。今回、さらなる安全性向上を目指し、公民連携の観点から、民間の見守りアプリの導入を検討しており、社会実験を通じてその有効性を検証していく。

関西電力は地域や生活に密着した事業者として、ottaは本サービスの運用実績を多く持つパイオニア企業として、四條畷市と連携を図りながら、円滑に社会実験を進め、利用者の声などを踏まえて、本格的な事業展開を目指す。