RFIDを活用する流通業向けIoTサービス

富士通は、流通業界企業が保有する販売管理や在庫管理、輸配送などのサプライチェーンの各システムに蓄積されたデータや、作業員の位置情報、バイタルなどのセンシングデータを連携させ、新たなデータ利活用を実現するIoT活用サービス基盤「FUJITSU IoT Solution SMAVIA」を提供開始した。

SMAVIAは、サプライチェーンの各システムにおける様々なデータと、倉庫や店舗などに設置されているIoT機器などによって収集される人・物・環境の現場センシングデータを富士通のノウハウを基に連携し、横断的なデータ利活用を促進するIoT活用サービス基盤。

流通業界の様々な業務システムデータや現場センシングデータを収集・蓄積し、それらを組み合わせて独自のアルゴリズムにより解析や予測などを行うAPIを保有した「SMAVIAプラットフォーム」と様々な業務シーンに合わせたデータ利活用サービスで構成されている。

SMAVIAプラットフォームは、サプライチェーンの業務システムや現場のIoT機器などから必要なデータのみを収集し、蓄積する。それらのデータは富士通の社内実践や流通業界の企業へのシステム構築・運用で培ったノウハウを基に開発したAPI、富士通のAI技術「Zinrai」を用いることで業務に有効なデータ活用を支援する。

「SMAVIA倉庫作業員パフォーマンス」は、作業効率を分析・可視化するサービス。倉庫管理データと、倉庫作業員の位置や動線のセンシングデータを組み合わせて分析・可視化することで、業務効率を客観的な把握を支援する。

「SMAVIA店舗在庫探索アシスト」は、RFIDを活用して店舗の在庫を店頭とバックヤードごとに管理・閲覧できるサービス。在庫品の出し入れの際に、ハンディターミナルで商品に付けたRFIDタグを読み取り、店頭とバックヤードのどちらに商品があるかの所在情報を付与。

それらのRFIDデータと、在庫システムやPOSシステムのデータをSMAVIAプラットフォーム上で組み合わせて管理することで、スタッフは常に店舗の最新の在庫状況と商品の所在をスマートフォンやタブレット端末から瞬時に把握する。

「SMAVIA質問回答アシスト」は、店舗の接客において、富士通の現場でのコミュニケーション活性化を支援する「スマートコミュニケーション」を活用し、店員がAIチャットボットとのテキストベースのやり取りにより、顧客からの問い合わせに対するスムーズな回答を支援するサービス。

富士通は今後、データ利活用サービスのメニューを2018年度中に13種まで拡充する予定。SMAVIAプラットフォームは月額55万円から、SMAVIA倉庫作業員パフォーマンスは作業員一人当たり月額3,000円となっている。

流通業界のデジタル革新を加速するIoT活用サービス基盤「SMAVIA」を販売開始

カテゴリー: 情報通信 , ロジスティクス   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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