IoTセキュリティに関する技術の開発・実証、標準化を推進

アイビーシー(IBC)は、組込みシステム技術協会(JASA)の支援を受け、安全性向上委員会の情報セキュリティワーキンググループとして、「kusabi コンソーシアム」を設立したことを発表した。

kusabi(楔)とは、ブロックチェーン技術による電子証明システムと、独自のデバイスプロビジョニング技術により、ソフトウェアだけでIoTセキュリティを実現するサービス。

kusabiコンソーシアムでは、JASA会員をはじめとする企業・団体、有識者の協力を得て、実証実験の対象となるIoTデバイスを拡大し、kusabiを活用したIoTセキュリティに関する技術の開発・実証、標準化などの推進を目的に設立された。

具体的にはPDCAサイクルにて運用し、IoTデバイスとOTA(Over The Air)で接続するkusabi のプロビジョニングサーバのAPI(Application Programming Interface)をコンソーシアムメンバーと協働で策定。現場のビジネスユースを踏まえて、標準化を図る。また、コンソーシアムの成果は、外部にもアナウンスする予定。

初年度の幹事企業は、IBC、ジェーエフピー、日立産業制御ソリューションズ。情報セキュリティ大学院大学 大久保 隆夫教授、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター プロジェクト事業推進部 IoT 開発セクターなどがアドバイザリーを務める。