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IoTビジネスの実態調査を公表、サイプレス
日本サイプレスは、企業におけるIoTビジネスの実態を把握するため、IoTビジネスの段階、試用するワイヤレス技術、クラウドサービス、IoT向けセンサー/ゲートウェイ製品の課題、IoTサービスの課題について、国内の様々な業界を対象に調査を実施。その結果を公表した。
IoTビジネスの段階に関する質問では、11%程度が「既に製品・サービスをリリース、運営、または導入済み」15.6%が「製品・サービスを開発中」と回答。一方、64.6%が「IoTについて調査中、企画中、またはビジネス開拓中」の段階にあり、多くの調査対象者の企業ではIoTビジネスにおいて初期段階にあることが分かった。
IoTで使用したい無線技術に関する質問では、「Wi-Fi」と回答した調査対象者が6割以上となる一方、その他の無線規格は10~20%程度にとどまった。また、IoTで使用するクラウドサービスに関する質問では、「AWS」「Azure」「Bluemix」などの「パブリッククラウドサービスを利用する」と回答した調査対象者が5割以上となる一方、35.8%の対象者がIoTビジネスにおいて自社インフラ環境を利用していた。
IoT製品(センサー、ゲートウェイなど)への課題に関する質問では、32.8%が「製品自身の企画」、32.2%が「セキュリティ」、22%が「無線テクノロジー」、21.4%が「コスト」と回答した。
また、IoTサービスの課題に関する質問では、4割以上が「セキュリティ」と回答しており、「アプリケーションの企画、開発」(32.2%)、「システム全体のコーディネート」(32.4%)よりも上回る結果となった。