情報通信
賞味期限・消費期限が近い食品を購入すると「dポイント」などを付与
NTTドコモは、、東京都中央区の「miniピアゴ入船1丁目店」において、スマートフォンアプリを活用し、賞味期限・消費期限が近くなった食品を購入した消費者にポイントを付与することで、食品ロスを減らす仕組みである「EcoBuy」の有効性について実証実験を行う。
実証実験では、消費者(会員)は、EcoBuyアプリを通じてカメラ撮影されたレシート、賞味期限・消費期限を使い、EcoBuy対象商品を購入したことをシステムへとアップロードする。その内容をポイントセンターで確認し、条件に合致している場合はインセンティブとしてポイントを消費者へ付与する。
このシステムにより賞味期限・消費期限間近の商品購買を促進し、食品ロス削減へとつなげる。また、実証実験期間中、消費者が登録した賞味期限・消費期限情報を基に、その期限が一定期間近づいたタイミングで通知を行う。その際、対象食品を完食していた場合はサンキューメッセージを、飲食前の場合は購入した食品で作れるレシピを提案して消費を促進する。
世界では年間13億トンもの食品が食べられることなく捨てられているという現状がある。日本においては、全国で年間621万トンの食品ロスが発生している。食品ロスの削減のためには、可燃ごみ中で大きな比率を占める食品廃棄物の発生抑制が不可欠だという。
今回のモデル事業では、この課題に対して、スマートフォンアプリを活用し、賞味期限・消費期限が近い食品を購入した消費者にポイント(dポイントなど)を付与することで、食品ロスを減らす仕組みの有効性の検証を行う。実証実験では、消費者が賞味期限・消費期限の近くなった食品を積極的に購入いただくことで、店舗から定価の約20%相当のポイントを付与する。