松江観光の思い出を語った動画が再生される「動く年賀状」

近年、AR(拡張現実)機能を活用した「動く年賀状」が盛り上がりを見せている。年賀状にスマートフォンをかざすと、動画が流れるという仕組みだ。国際文化観光都市である島根県松江市では、AR付きの「動く年賀状」によって地域活性化を図る取り組みを始める。

島根県松江市、日本郵便中国支社、日本ユニシスの3社は、松江市が設置する松江歴史館において、コミュニケーションロボットがその場で撮影した写真・動画を基にAR付きの"動く年賀状"を作成し販売する「AR年賀状サービス」の実証実験を開始する。

AR年賀状サービスでは、来館者がロボットとコミュニケーションを取りながら写真と動画を撮影するだけで、手軽に動く年賀状を作成できる。動画を撮影する際に、年賀状の送り先となる親族や友人へ松江観光の思い出や近況を語ってもらうことで、松江の新しいPR手法としての効果を期待しているという。

来館者は、コミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」の声かけにより写真と動画を撮影することができる。撮影された写真や動画は、その場でARアプリ「タメスコ」のクラウドセンターに登録されるため、自身で写真や動画を撮って登録するなどの手間がかからず、手軽にAR付きのサービスを利用できる。

また観光地でサービス提供を行うことにより、観光地の地域活性化を促進するだけでなく、近しい間柄から届くハガキとそれに連動した動画の両方のメッセージを組み合わせることで、ハガキを受け取った方により効果的に観光地の良さを訴求することを狙うという。
実証実験を踏まえて、3者はこのサービスを松江市の新たなPR手法として松江歴史館への常設を検討する。また、他の施設やイベントにも流用することで、さらなる松江市のPRに繋げていきたいと考え。