社会インフラの歪み、製造ラインの温度を即座にIoT測定

社会インフラの歪み、製造ラインの温度を即座にIoT測定
IoTシステムは、センシング技術の発達によりその市場が急拡大している。製造ライン等の設備、橋梁や道路などの社会インフラを遠隔監視し、広範囲で温度や歪みをリアルタイムに計測することによって、品質向上や安全・安心社会を実現する、期待が高まっている。
しかし従来、広い測定範囲に多くの電気式センサーを設置し、情報を収集する方法が一般的で、ネットワークを含めた機器の導入および設置に膨大なコストがかかっていた。解決策として光ファイバーセンシング技術が注目されていたが、多数のデータ演算処理を実行して計測結果を得るために時間がかかり、リアルタイムに状況変化をとらえるための利用に適さないなど、課題があったという。 OKIは、それらの課題に着目し、通信市場で長年取り組んできた高速光通信技術を活かし、新たに「SDH-BOTDR方式」(特許出願中)の光ファイバーセンシング技術を開発。光パルス入射時に発生するブリルアン散乱光のわずかな変化を、簡単な位相差で捉...

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