ドローン空撮家の養成クラブが離陸

近ごろ娯楽としてだけでなく、警備や産業、および公共事業の現場でも活用され始めている小型無人機。ドローンによる空撮を行う人、映像クリエーターを"ドローングラファ"というらしい。これはフォトグラファーからの造語だろう。

昨年12月、空撮コンテンツを提供するウェブメディア「DRONE OWNERS」を開始したソネット・メディア・ネットワークス株式会社は、ドローングラファを養成・支援する有料会員制サービス「DRONE OWNERS倶楽部」を始めたことをきょう発表した。

基本的な安全管理・ 飛行技術を持った上で、優れた空撮動画を一から自分で制作したいとか、ドローン空撮コンテストで入賞を目指しているとか、個人では撮影許可が難しい場所での空撮を行いたいとか、空撮ビジネスを本格的に行いたいという人たちに、動画製作における企画の立案や映像とBGMの構成、編集など、安全飛行とは異なるマインドと技術を有償で伝えていく。

同倶楽部では、オンラインの「ドローングラファ養成講座」において、著名な講師による空撮の事前準備から撮影技法、編集ノウハウまでを体系的に学ぶことができる。撮影技法については、4つの視点から具体的かつ多元的な内容で分かりやすく解説――。映像を繰り返し視聴することにより習熟度を高めることが可能だという。

ほかに、入会と同時に付帯されるドローン空撮を対象にした損害保険(引受保険会社:損害保険ジャパン日本興亜株式会社)の提供や、会員限定(非公開)オンラインコミュニティの提供も行う。

倶楽部のオンラインコミュニティでは、会員限定の空撮動画コンテストをはじめ、会員作品の紹介と品評会を実施し、空撮に関する情報交換も行える。
オフ会、即ちリアルイベントの実施も予定しているとのことだ。