情報通信
複合型3in2タイプのカード用コネクタを提供開始
日本航空電子工業株式会社(以下、日本航空電子工業)は2017年7月21日、スマートフォンをはじめとする携帯端末向けにnanoSIMカード、microSDカードの複数枚使用に対応した、小型・薄型設計の複合型3in2タイプ・カード用コネクタ「ST19シリーズ」を開発し、販売を開始した。
近年、通信サービスの多様化により、スマートフォンをはじめとする携帯端末において、1台で複数枚のSIMカードを使用するニーズが高まってる。同時に、携帯端末の小型・薄型化要求の中で、従来のmicroSIMカードに代わり、より小型のnanoSIMカードを採用する機種が急速に増えつつある。
microSDも含めたカード搭載数の増加や、搭載部品の省スペース化も必要となる中で、日本航空電子工業は、小型・薄型サイズの複合型3in2タイプのカード用コネクタを開発、販売を開始した。
ST19シリーズは、1つのコネクタに対しnanoSIMカードを2枚、あるいはnanoSIMカードとmicroSDカードを各1枚の2パターンを使用可能なプッシュイジェクトトレイタイプのカード用コネクタ。
複合型3in2タイプとすることで複数のカード用コネクタを搭載する必要がなく、携帯端末の省スペース設計が可能。さらにトレイの誤挿入防止構造や、空トレイ挿抜時のコンタクト破損を防ぐ構造を取り入れて、利用者の使い勝手の向上を図っている。
利用用途は携帯電話やスマートフォン、タブレットPC、ノートPC、その他小型携帯機器全般。