レンタカー拠点でVR技術を活用した体験型観光を楽しめる

オリックス自動車株式会社(以下、オリックス自動車)、株式会社アクティビティジャパン(以下、アクティビティジャパン)、 ナーブ株式会社(以下、ナーブ)の3社は、VR(仮想現実)を活用した、体験型観光の疑似体験となる「VRトラベル」の提供を開始した。

VRトラベルは、旅行エリアで楽しめる体験型観光を、VR技術を用いて疑似体験する無料のサービス。アクティビティジャパンが日本全国からお勧めする体験型観光プランをナーブのVRクラウド上に蓄積し、オリックスレンタカー利用者が窓口での手続きの合間にVR視聴端末を使用し、現在地から訪問可能なアクティビティを360度方向で疑似体験することができる。

旅行先の現地窓口であるレンタカーの拠点にVR視聴端末を配備し、地元ならではの体験型観光プランを利用者に現実に近い形で体感し、より充実した旅の時間を過ごしてもらうために企画した。まずは沖縄エリアのオリックスレンタカー11拠点で展開し、順次、北海道やその他のエリアへ拡大する予定だ。

近年、消費者の嗜好が「所有する価値(=モノ消費)」から「経験する価値(=コト消費)」へ移行。経済産業省では、地域内外からの顧客の消費を呼び込むことのできる魅力的な消費空間の創出に向けて、地域が活用できる手法を検討する 「コト消費空間づくり研究会」を2017年4月に開催するなど、コト消費を契機とした地域活性化を推進している。

VRの基礎技術研究と応用アプリケーションを開発するナーブは、国内外におけるコト消費ニーズに対応すべく、体験型観光プランをVRで疑似体験できるVRトラベルを開発。アクティビティジャパンは、日本全国の魅力ある自然や資源を活用した様々な体験型観光体験プランをインターネット上で紹介し、世界中の顧客に感動体験を提供する事業を展開している。アウトドアでのアクティビティはもちろん、伝統文化体験、ものづくり、農業・漁業体験、エコツーリズムなどを体験する機会を提供することで、地域への人の流れの創出や循環、滞留を推進している。

全国約1000拠点の「オリックスレンタカー」を展開するオリックス自動車は、各地の商業施設やテ ーマパークとのコラボ商品などユニークな「レンタカー+α」企画を展開し、「レンタカーで出かける楽しさ」を提案している。