電子お薬手帳に薬剤情報のみ直接通知

電子お薬手帳に薬剤情報のみ直接通知
12年前に施行された個人情報保護法について、大幅な改正法の全面施行を目前に控えた今、世間が騒がしい。 賛否両論の中心にあるのは、「匿名加工情報」。ビッグデータの活用による産業の発展および便利でスマートな社会の実現、それと個人情報の悪用に対する不安とがせめぎ合っているのだ。
不安は市民とメディアの過剰反応である気がしないでもない。けれど、企業からは、明確かつ一律の基準のない匿名加工に消極的といった声が聞こえてくる。「超スマート社会(Society5.0)」(引用、文部科学省ウェブ)の原動力たる産業界がそんな調子では、画餅どころかまたしても黒船プラットフォームに根こそぎ持って行かれる恐れが大だ――。と思っていたら、個人情報保護に最も敏感なライフサイエンス/ヘルスケア分野から、ベストプラクティス(最良な方式、先駆的方法)が届いた。 ソニー株式会社は、電子お薬手帳を基盤とした医療情報連携システム「harumo(ハルモ)」において、「医薬品に関する緊急安全性情報・安全性...

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