ねえ、教えて。ワトソンくん!

オリックス生命保険株式会社、AIを活用した"ぎもん解決支援サービス"を開始~IBM Watson 「自然言語分類」と「検索およびランク付け」機能を利用したサービスを自社開発~

オリックス生命保険はきょう、同社の顧客および保険を検討する人向け公式ウェブサイトにおいて、「よくあるご質問」に対し的確に誘導する "ぎもん解決支援サービス"の提供を始めたと発表した。

同サービスは、世界のエンタープライズIT市場で実績豊富で評価も高い――大量の非構造化データからインサイト(洞察)をもたらし、テレビなどでお馴染みのあのPepper(ペッパー)とも繋がっている、IBM Watson(ワトソン)を背景にしている。
Watsonの「自然言語分類」と、「検索およびランク付け」機能を利用し、オリックス生命が自社開発したもので、パソコン、スマートフォンから利用可能だという。

従来、同社のウェブサイトでは、「サイト内検索」機能を利用できたが、それは特定の事項を調べようとした際、正確なキーワードを入力し一致させなければ利用者が情報にたどり着けないものだった。

そして今回、新たな「ぎもん解決支援サービス」の導入により、利用者に入力された文字や表現に関わらず、人工知能(AI)が的確な回答を予測し、結果を表示することが可能となった。同社では、その予測パターンが増すほどに、的確な誘導の精度が高まると考えている。サイトの利便性向上はもとより、これまで把握が難しかった利用者の生の声を分析し、よくある質問の回答充実や、サービス強化に活用していくという。

「わかりにくい生命保険を、わかりやすくお客さまにお伝えする」
――をモットーに掲げているオリックス生命らしい、かつ先進的な取り組みである。