議事録、誰がとる?

アドバンスト・メディア、医療カンファレンス向け音声認識 議事録作成支援ソフトウェア 「AmiVoice® Medical Conference」3月22日より販売開始

近ごろ議会において、議事録とその存在がクローズアップされることがよくある。
誰がいつ何を言ったか、どのような経緯でその決定がなされたのかを記録することは、振り返りのときのみならず、それが進行中に関係者の間で情報共有するためにも重要だ。けれども、議事録の作成が大きな負担になることがある。

専門家による技術会議などでは、秘書やアドミニストレーター、アシスタントに議事録をとってもらうことができない。筆者も経験があるのだが、「ことばが理解できない」と、途中で筆を折られてしまう。ならばと、おなじ専門家にお願いすれば、その人は記録に忙しく、会議に参加できなくなる。外部に委託すれば、追加費用が発生するし、一定水準以上の人の手配やら守秘義務契約やらで時間も取られ、面倒くさい。

たとえば大病院では医学から経営の話まで議題が多岐に渡るため、なおさら難しい。
治療方針や院内連携、医療安全推進会議、検証会議、経営会議など日々多くの会議が開催されていて、医療機関の長時間労働は社会的な問題にもなっており、業務効率化による労働時間の抑制は、各機関の優先課題の一つとなっているという。株式会社アドバンスト・メディアが解決策を打ち出した。

同社が開発した「AmiVoice Medical Conference」は、ディープラーニング技術を実装した音声認識エンジンを使用していて、一般的な会議用語に加え、病名・症状・薬品名などの医療用語があらかじめ登録されている。そして、効率的な議事録作成のための充実した書き起こしサポート機能により、編集・管理・保存・書き出しを一括して行える。かつ、ネットワーク不使用のスタンドアローン方式のため、機密性の高い会議でもセキュリティを担保しながら安心して利用できる。当然ながら、複数の発話者の仕訳にも対応しているとのことだ。