アジアで人気『俺ガイル』の町でスタンプラリー

富士通、千葉市でブロックチェーン技術を活用した地域スタンプラリーの実証実験を開始

スタンプラリーで町おこし、というと、「またか」という声が聞こえてきそうである。が、今回はいままでの「横並び」「物まね」イベントとは違う。国内IT企業の雄である富士通が、地域の自治体や金融機関と連携して地方創生を推進するのだ。

 サイバー攻撃や改ざんへの耐性、守りの信頼性が高いために海外の金融機関や国内メガバンクも注目の仮想通貨/ビットコインに利用され、グローバルでFinTechサービスの基盤になるであろう「ブロックチェーン」技術を使った実証実験である。商店、企業、学校、医療機関、交通機関などといった、業種の垣根を越えた連携の仕組みを実現する試みだという。

 同社はその舞台として千葉県を選んだ。アジア圏で人気のライトノベルの町があるからだ。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(通称、俺ガイル。著:渡 航著、イラスト:ぽんかん⑧、株式会社小学館発行)とのコラボで、ブロックチェーンを適用したスタンプラリーを千葉県千葉市中央区の千葉銀座通りを中心に、17年3月20日(月曜日)より3ヶ月程度、実施するとのことだ。