パフォーマンスの向上と高度なトレーニング管理を実現したMoxyセンサー搭載アプリ「Moxy Portal」
ただ、アスリート向けに作られているため、機能面に関して一般の人の使用はあまり容易でなく、使用者を選んでしまうことがある。
使用者が限られてしまうアプリだが、そんなアプリによる利便性の高い機能と徹底したトレーニング管理を可能にしたプロダクトが「Moxy Portal」である。
生理学をベースとしたパフォーマンスの向上を実現
日々のトレーニングや体力作りをする人が多い時代にうってつけの効果的なトレーニングを提供してくれるMoxy Portalだが、それだけにかなりの高機能を搭載している。
Moxy PortalのEvan Peikonは、「NIRSによるパフォーマンス向上の科学と実践」というタイトルの徹底的に調査された厳格なオンラインコースを作成した。例えば、生理学を用いたより効果的なトレーニングである。
Moxy Portalは、Moxyデータの収集、共有、分析をよりシームレスにするシステムにより、Evanのトレーニングコンセプトを携帯電話やタブレットから実践することができる。
これにより実践的なトレーニングをいつでも行うことができるので、トレーナーを付けずに気軽にトレーニングすることができる。
これに加えて、アプリは、Bluetooth LowEnergyを使用して最大3つのMoxyセンサーと1つの心拍数モニターと連動するため、ライブデータを確認し、データをクラウドに保存できる。
トレーニング状況をアプリによって把握することができ、体に負荷がかかるトレーニングも安心して行うことができるため、便利な機能となるだろう。
また、アプリには、リアルタイムのトレーニングをガイドするツールがあり、クラウドによるデータリポジトリも役に立ちそうだ。
ウェブツールを使用すると、データを確認、共有、および分析でき、共有しているアスリートのライブワークアウトデータをリモートで表示してくれる、優れた機能である。
離れていても遠隔で仲間とトレーニングすることができるので、より効果的に仲間とトレーニングすることができそうだ。
さらに、アプリによってインターバル、強さ、フリーワークアウト、持久力トレーニングの4項目でアスリートをガイドすることができる。
ソフトウェアによる筋肉内の酸素濃度の管理
Moxy Portalは高機能のトレーニングの提供と、データ化してくれる機能は魅力的だが、やはりうってつけは、光検出器の搭載による筋肉内の酸素濃度の計測である。
敏感な光検出器を搭載したMoxy Portalは、ライブでしっかり筋肉内の酸素濃度の変化を検出してくれるので、トレーニングによる体の変化も簡単に確認することができる。
また、心拍数のコントロールにより、心血管機能を改善することができるため、パフォーマンスの向上につながることができる。自分では判断しかねる側面も、外部機器によって客観的に対応ができるため、心強いサポートになるはずだ。
根本的な体の面から管理をしてくれるので、試合や本番に向けた準備もMoxy Portalによって綿密に行うことができそうだ。
そして、Moxy Portalのセンサーバンドには接着剤付きのアタッチメントが付属されており、肌に貼るだけで激しい動きや汗にも対応し、計測してくれる。
行ったトレーニングも軽量のセンサーバンドによってデータ化してくれるので、気にせずしっかりトレーニングをすることができそうだ。
アプリによる多様で高性能なトレーニングの管理機能により、Moxy Portalのシステムでさらに高度なトレーニングと体力作りが実現しそうだ。
Moxy Portalは現在Kickstarterで注文を受け付けており、ポータルのみのモデルは199ドル、ポータルにコースもついたモデルは329ドルで販売されている。
発送は世界各国に対応しているので、日本からの注文も可能だ。