Wi-FiとBluetooth内蔵でスマートに使えるドアロック「SGUDA」

IoT技術を駆使したスマートホーム化は、日本でも少しづつ普及が進んでいる。 スマートスピーカーの登場をきっかけに、家庭内の設備をスマート化していく人は増えており、その利便性に対する認知度も向上してきた。

また、今まで電子化とは縁遠かった家庭内設備をいきなりスマート化するのではなく、スピーカーやテレビなど、デジタルに近い機器から普及を進めている様子もうかがえる。

スムーズなスマートホームの実現のためには、こういった一歩づつの取り組みが重要と言えるだろう。

スマートホームは利便性だけでなく、家庭のセキュリティレベル向上にもしっかりと役立ってくれる。

例えばドアロックのスマート化などは際たる例とも言え、電子ロックの導入により、利便性とセキュリティの強化の両方を実現することができるだろう。

「SGUDA」はそんな電子ロックを家庭でも気軽に利用することができるよう誕生した製品で、Wi-FiやBluetoothといった無線技術内蔵により、手軽に電子ロックを活用することができる。

豊富に備えられた解鍵方法

従来のドアロックの代わりにドアへ装着して運用するSGUDAだが、ドアをロックする手段は全部で4種類と、豊富に用意されているのが特徴だ。

SGUDAの4つの解鍵方法のうち、3つは鍵を使用せずに利用することができる手段となっている。

1つ目はキーレス解鍵で、これはスマホとSGUDAの無線通信を活用することで使用可能となる。

SGUDAは、内部にWi-FiとBluetoothという、遠近両方に対応する無線通信技術を備えており、ルーターなどのハブが近くになくとも、独立してスマートフォンと接続することができる。

Wi-FiとBluetooth内蔵でスマートに使えるドアロック「SGUDA」

キーレス解鍵においては、あらかじめ登録しておいたスマホがSGUDAの近くにいるだけで解鍵することができる。

スマホとSGUDAはBluetoothで連携し、家主が帰ってきた際、自動で帰宅を無線通信から認識し、SGUDA本体の表面をタップするだけでドアが開く。

家の出入りの際に鍵を開けたり閉めたりする必要はなくなるため、この機能は大いに活躍してくれることになるだろう。

2つ目の解鍵方法が、リモート操作による解鍵である。SGUDAはWi-Fi通信を活用し、登録したスマートフォンとインターネット経由で連携を取ることができる。

インターネットに繋がっている場所であれば、どこからでもSGUDAを操作することができ、解鍵と施錠を自由に行うことができる。

鍵を閉め忘れていないかを確認する際や、万が一し忘れていた場合でも、リモートで鍵を閉めることができる。

また、家族が家の鍵を忘れた際なども、リモートコントロールで家のドアを開けて中に入れることができるので、何本も合鍵を作っておく必要も無くなるだろう。

無論、合鍵をどこか家の近くに隠しておく必要も無くなるので、セキュリティの面からも優れた仕組みである。

万が一のトラブル体制も万全

3つ目の解鍵方法は、パスコード入力による解鍵だ。

万が一スマートフォンの電源が切れてしまったり、何らかの事情で無線通信が行えない場合は、あらかじめ登録しておいた暗証番号を入力し、鍵を直接開けることができる。

スマートフォンに解鍵を頼りきりでは、スマホが手元にない場合などには不便を被ってしまうこともある。

SGUDAはそういったケースも考慮し、気軽にスマホなしでも出かけられるよう、このような機能を備えているのだ。

Wi-FiとBluetooth内蔵でスマートに使えるドアロック「SGUDA」

そして4つ目の手段が、アナログの鍵を使った開け閉めである。

万が一SGUDAのバッテリーが減少し、正常に動作しなくなった場合や、パスコードを忘れてしまった時などは、直接専用の鍵を挿入し、解鍵する事で中に入ることができる。

アナログキーの使い勝手に慣れ親しんでいたり、万が一のトラブルを考え鍵を持ち歩いておきたい人にとっては、安心できるシステムと言えそうだ。

ちなみにSGUDAのバッテリーは1年間無交換で連続使用できるので、バッテリー切れのトラブルのリスクは小さいことは覚えておいても良いだろう。

SGUDAは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり1万5,000円程度の出資で購入することが可能だ。