ナビゲーションは腕に着ける時代に。「onTracks GuideWatch Solo」

衣食住ほどの重要性はないものの、あると便利であるどころか、場合によってはそれがなければ快適な生活が妨げられるというものは決して少なくない。

スマートフォンのナビゲーション機能もそんな必需品のひとつで、普段は行かない場所を訪れる際や、海外旅行の際には必ず手元に置いておきたいアプリと言えるだろう。

紙の地図もあれば便利だが、常に持ち歩くとなると手間が大きく、かついざという時に手元にないということもあるものだ。

そのためスマホのナビ機能を積極的に使用することになるが、ただでさえ便利なこのアプリを、さらに使いやすいものにしてくれるのが、「GuideWatch Solo」と名付けられたスマートウォッチだ。

ナビゲーションは腕に着ける時代に。「onTracks GuideWatch Solo」

スマートウォッチで手軽にマップを確認

Googleマップを始め、スマートフォンのナビゲーションは非常に精度が高く、リアルタイムで位置情報が更新されるため、逐一マップ情報を確認していれば、まず道を間違えてしまう心配はない。

万が一道を間違えても、即座に代替ルートを提供してくれるため、修正のために必要な時間も最小限度に抑えることができるのである。

しかしながら、ネックとなるのはスマートフォンを取り出して逐一マップを確認しなければいけない点である。スマホのマップアプリの利便性が高い分、しっかりと案内に従って行動しなければということもあり、ついつい歩きスマホをしてしまったり、よそ見運転をしながらマップを開いてしまうのである。

マップを見ながらの移動は確かに便利なものの、よそ見をしながらの移動は交通事故の原因を増大させてしまうため、決して推奨できるものではない。最近では音声案内でナビを行なってくれる機能もあるが、音声だけでは情報として心許ない点もあるものである。

ナビゲーションは腕に着ける時代に。「onTracks GuideWatch Solo」

そこで開発されたのがGuideWatch Soloで、これはスマホのマップアプリと連携し、スマートウォッチでありながらナビゲーションモードの際にはディスプレイに行き先や方向指示が現れ、スマホを見ずともユーザーを目的地まで導いてくれるプロダクトとなっている。

必要な情報を的確に表示

GuideWatch Soloは腕に身につけて使用し、手首を見るだけで次にどっちへいけばいいのかをアイコンと数字でわかりやすく表示してくれる。「100メートル先右方向」、「1km直進」など、必要最低限の情報をビジュアルで確認することができるため、音声だけでは物足りなかった部分を、的確に指し示してくれる。

また、スマホと違って手首を見るだけで行き先を確認できるので、よそ見のリスクは限りなく減少する。

スマホはポケットに入れていたり、専用のスタンドに設置して運用していることもあるため、マップを見るためにやや時間を要することもあるが、GuideWatch Soloであればそのような心配もないだろう。

ウォーキングやランナーがコースを確認するために使用したり、サイクリングでハンドルを握っていて両手がふさがっている人、あるいは旅行中の人など、GuideWatch Soloの使用用途も非常に幅広い。

ナビゲーションは腕に着ける時代に。「onTracks GuideWatch Solo」

スマホを取り出す動作は一瞬とはいえ、それを省くことができればトラブルのリスクは最小限に抑えられるだろう。

GuideWatch Soloは通常のスマートウォッチとしても優秀である。時間の確認はもちろんだが、メールやメッセージなどの通知サービス、SOS送信、そして心拍センサーを備えており、バッテリーは最長5日間の連続使用が可能となっている。もちろん防水加工も施されているので、悪天候や悪路、そして発汗にも難なく対処できる。

また、GuideWatch Solo専用のスマホアプリを使うことで、これまで歩いてきた道のりをトラッキングし、記録しておくことも可能となっている。トラッキングした歩行距離などはグラフ化して、後から閲覧することもできるので、ランニング用の健康管理にも運用できるのが嬉しいポイントだ。

GuideWatch Soloは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり8千円程度の出資で注文が可能だ。