ノルウェー発のラップトップ向けドッキングステーション「BlackBeast Pro」

仕事や私用を問わず、今最も愛されているコンピューターの形態の一つがラップトップである。

スマートフォンやタブレットも持ち運びやすく、それでいて高いパフォーマンスを発揮するコンピューターではあるものの、まだまだラップトップのサイズ感やキーボード入力のしやすさ、そしてPC向けのソフトやハードとの互換性を考えると、その重要性は健在と言える。

デスクトップPCもスペックの高さはありがたいのだが、今度はかえって持ち運びが大変になってしまい、気軽にPCを移動させたり、いざという時に別の場所へ持って行って作業をするということが困難であるため、あまり場所に依存しない仕事についている人にとっては機動性の面で困ることも増えている。

ただ、それでもデスクトップならではのスペックの高さは魅力的で、高度な作業をする際には彼らの力を借りたいものだ。「BlackBeast Pro」はそんなラップトップユーザー向けに用意された外付けのドッキングステーションで、必要な時にはラップトップにデスクトップ並みの性能を付与し、職場で活用することができるプロダクトとなっている。

ラップトップに外付け可能なハードウェア

ラップトップはデスクトップと同様の機能と使い勝手を備えていながら、いくつかのスペック不足も散見される。

例えばUSBポートなどの接続可能数が制限されていたり、あるいは存在しないという問題や、CPUやグラフィックボードが同世代でありながら程スペックになってしまい、PCのパフォーマンスに大きな違いが現れるといった具合だ。

通常のネットサーフィンや文書作成程度であればラップトップ単体で十分なのだが、Illustratorなどのグラフィック系ソフトや、3Dモデリングソフト、建築用のCADなどを動かす場合、十分なスペックがなければ満足に仕事をこなすことができなくなってしまうため、一般的なラップトップでは満足に動かせないこともしばしばある。

あるいは3Dのビデオゲームのように、美麗なグラフィックを十分に堪能するためにもそれなりのパワーが必要となってしまうので、やはりデスクトップ並みのスペックは必要とされることが多いものである。

ノルウェー発のラップトップ向けドッキングステーション「BlackBeast Pro」

BlackBeast Proは外付けのPCのような存在で、ラップトップの使い勝手はそのままに、単体では考えられなかったようなパフォーマンスを実現する役割を果たしてくれる。

BlackBeast Proはオールインワンの製品となっており、CPUやグラフィックボード、SSDストレージに加えてUSBをはじめとした各ポートも付属するため、これ一台でラップトップのスペック不足は全てまかなうことが可能だ。

また、BlackBeast Pro本体のスペックも完全にカスタマイズ可能な作りになっているので、時代に合わせてCPUやグラフィックボードなどを交換することもできる。

自分好みのカスタマイズでチューンナップを図ることもできるため、ラップトップでありながら、ハイスペックPCを外付けで実現することも可能になりそうだ。

簡便な運用方法も優れたメリット

BlackBeast Proが優れているのは、プラグアンドプレイですぐに利用できるところである。既存のPCを分解して統合する必要もなければ、新たに複雑な設定を行う必要もなく、ただケーブルをBlackBeast Proとラップトップでつなぐだけで運用が可能になるという設計になっている。

従来のカスタムPC事情と比較して、非常に優れた運用環境の整えやすさを実現していると言えるだろう。

ノルウェー発のラップトップ向けドッキングステーション「BlackBeast Pro」

BlackBeast Proは、次世代のハイスペック環境を手軽に実現できるハードであるだけあって、その動作音も静かで快適である。大型ハードはファンなどがうるさいこともネックとしてあげられることもあるが、BlackBeast Proであればそういった騒音の問題もクリアすることができそうだ。

BlackBeast Proは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり3万円程度で購入が可能となっている。