家庭でも気軽に扱えるレーザー計測機「PANFEE V1 Pro」

コンピューターでなんでもできるようになった時代とはいえ、まだまだ人間が手動で行ったほうが効率が良いことも多いものだ。 例えば代表的なのが計測の作業で、コンピューターの力で正確に測定することができるようになったものの、手動の計測器を使った方が取り回しも良く、どこでも持ち歩いては使えるというメリットもある。

「PANFEE V1 Pro」はそんな手持ちのメジャーのメリットとコンピューターのメリットを合わせて誕生させたようなレーザー計測機で、どこでも持ち歩けるコンパクト性を確保しつつも、コンピューター計測ならではの正確性を誇る、便利なプロダクトとなっている。

扱いやすさ重視の計測器

計測を行うシーンにおいて重要なのは、何よりも扱いやすさである。例えば壁紙の張り替えや階段の設置、窓の取り付けや木材の切り出しなど、測定をしなければならないシチュエーションというのは他にも多くの工具を必要としているか、あるいはすでに工具を手に握っている状況だろう。

そんな中で大型の計測器を扱うということは難しく、取り出すのにも、そしてその扱いにも煩わしい思いをしてしまうことになる。計測に手間取ればアクシデントが起こってしまうリスクも増加し、何より計測そのものの精度が低下してしまうことも考えられる。寸分の狂いも許されない計測という作業だからこそ、高い使い勝手の良さを確保する必要があるのである。

家庭でも気軽に扱えるレーザー計測機「PANFEE V1 Pro」

PANFEE V1 Proはまずそんな取り回しの良さに注目したプロダクトとなっており、全長12センチ、幅は6センチ程度と、非常にコンパクトなデザインになっている。この大きさは通常のスマホと同じか、それよりも小さいほどになっているため、誰でも片手で扱うことができるのはもちろんのこと、ポケットなどにさっと忍び込ませておくことも可能な大きさだ。

また、PANFEE V1 Proは重量も軽量に作られている。重さはわずか180グラムにとどまっているため、長い間握り続けることも苦にはならないだろう。重量のある計測器だと、どうしても同じ姿勢を維持することが辛くなってしまい、連続の使用は難しいということも多い。PANFEE V1 Proであれば男女を問わず無理なく使うことができるため、プロの人間でなくとも気軽に扱えるだろう。

PANFEE V1 Proはレーザー計測機の一種だが、レーザーそのものの視認性も良好だ。新しいダイオード技術を導入したことにより、従来のレーザー技術に比べて4倍もの光量を確保することに成功している。

家庭でも気軽に扱えるレーザー計測機「PANFEE V1 Pro」

また、レーザーの色は伝統的なレッドではなく明るめのグリーンを採用しているが、これはより高い視認性を安定して確保するための施策の1つである。単にレーザーが明るいだけでは視認性の向上には繋がらないが、明るめのグリーンはレッドよりも見やすく感じることになるだろう。

レーザー計測機はいちいち通常のメジャーのように目盛りを引っ張り出す必要がない分、使いやすさは高いものの、レーザーの照射部分が見えづらければ、かえって正確な計測はしづらいものである。

計測をサポートするツール機能も多彩

また、長さだけでなく高さや角度といった、3次元的な測定も行いやすいように設計されている。メジャー1つでは測りかねていた計測箇所も、PANFEE V1 Proが一台あれば一瞬で解決することも可能になるだろう。

家庭でも気軽に扱えるレーザー計測機「PANFEE V1 Pro」

PANFEE V1 Pro一台では手に持って使用する必要があるのだが、専用のトライポッドを使うことで、簡単に角度や高さを固定して使うことができる。維持してほしい角度でレーザー照射を固定させることができるため、トライポッドで固定しつつ、空いた手で別の作業に取り掛かるといったことも容易に実現可能だ。

トライポッドも190グラムと軽量で、大きさもPANFEE V1 Proに相応のものとなっているので、持ち運びも容易である。

本体のバッテリー時間は8時間だが、USB充電でいつでもチャージすることができるため、バッテリー切れに悩む心配もなさそうだ。

PANFEE V1 Proは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり5千円程度で購入可能だ。

家庭でも気軽に扱えるレーザー計測機「PANFEE V1 Pro」