Raspberry Piを使う全てのクリエイターへ「pi-top [4] 」

そして運用している場所も、小学校や中学校といった公教育の現場はもちろん、プロフェッショナルなエンジニアリングの現場でもフル活用されているため、初心者から上級者まで広く使われているのが現状だ。
ラズベリーパイの魅力はそのとっつきやすさと汎用性の高さにあるが、これ一台ではできることにも限りがあるものだ。
「pi-top [4]」はそんなラズベリーパイの性能を最大限に引き出し、かつクリエイターの創造力を刺激してくれるような工作キットとなっている。
ラズベリーパイをより使いやすく
pi-top [4]は1セットでユーザーの様々なニーズに応えてくれるコンピューターモジュールとなっており、プリセットで付属する多くのアクセサリーを使用すればその可能性は広がり続ける。
プログラム可能なミニスクリーンやボタン、最長5時間の連続使用が可能な内蔵バッテリーを内蔵しているほか、CPUクーリングキットなども付属している。
ラズベリーパイには4GBのRAMも付属するため、キットにはすでに一通りのコンピューターセットが整っているというわけだ。
これらのキットは生身のままではなく、メタルケースに入れられた状態で運用する。製作に必要なアイテムは全てこの中に収まっており、プログラム可能なセンサーやボタン、LEDなどの14の電子部品もこの中に収納されている。
![Raspberry Piを使う全てのクリエイターへ「pi-top [4] 」](https://bp-affairs.com/foresight-insight/images/2019080505.png)
ちろん未使用時にはこの中で保管しておくことができ、パーツをなくしたり破損させてしまう心配もないだろう。
全てのパーツは磁力を有しているので、接続作業も行いやすいだけでなく、断線などのリスクも低い。加えてレゴブロック用のコネクターも備えているので、さらに自由度の高い環境で作業するのにも最適の一台となっている。
ハードウェア・ソフトウェア開発に欠かせないのが、デジタルスクリーンの存在である。pi-top [4] にもミニスクリーンが取り付けられており、収集データの詳細情報やバッテリーの容量、CPU使用率など、様々な情報を表示させることができる。
あるいはレトロゲームなどをプレイするためのディスプレイにしてしまうなど、必要に応じて様々な使い方が可能になるだろう。
充実のアクセサリーたち
外付けのアクセサリーとしては、11.6インチのタッチスクリーンディスプレイとBluetoothキーボードが一体となった専用機器を利用することもできる。
![Raspberry Piを使う全てのクリエイターへ「pi-top [4] 」](https://bp-affairs.com/foresight-insight/images/2019080506.png)
これはpi-top [4] を後部に接続することで使用することができるアクセサリーで、HDMI接続にも対応している。pi-top [4] をより大画面で直接運用していきたいユーザーであれば、非常に有用な存在となりそうだ。
加えて、通常のpi-top [4] よりもさらに専門的な分野に特化したいという人に向けて、pi-top [AVK]と呼ばれるキットも販売を予定している。
こちらはpi-topを使って小型ビークルを作ることに特化したキットで、狭い場所にカメラを取り付けたローバーを潜入させたいときなど、よりアクティブな使い方を考えている場合は非常にオススメのモデルだ。
創作可能なビークルのモデルも千差万別で、通常の平面的なものからキャタピラを搭載したもの、安定性を重視して3つの車輪と立体的な形状で作られたものなど、作り出せるものはアイデア次第でいくらでも作り上げることができる。
また、組み立て方がいまいちよくわからないという初心者にとっても、pi-topシリーズはインターネットを通じてマニュアルや運用方法などを公開してくれている。pi~topは右も左もわからない初心者にも丁寧なマニュアルが提供されるほか、ネットを通じてトラブルシューティングを行なっていくこともできるだろう。
pi-top [4] は現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり199ドル、AVKモデルがセットになったパックは349ドルで販売されている。