世界最小のUV殺菌デバイス「UVGLO」

どれだけ身の回りを綺麗にしていても、目に見えない細菌などは次第に蓄積されていき、時として重大な病気を引き起こしてしまうこともある。こういった雑菌を一度の掃除で完全に除去することは難しく、毎日少しづつ除菌を心がけることで細菌による健康被害を防ぐことが肝要だ。

通常の掃除は掃除機をかけたり布巾などを使って磨くことにより清潔感を維持することができるものだが、殺菌となると特殊な薬剤などを使う必要も出てくるため、手間がかかってしまう。病院などでは効率よく殺菌を行うため、紫外線ライトによる殺菌が多用されている。医療器具はもちろん来院者向けのスリッパなどは常に紫外線によって殺菌されており、雑菌の蓄積による感染症などを防ぐ効果がある。

「UVGLO」はそんな紫外線による除菌をより身近に行うため、世界最小サイズのコンパクト性を備えていつでもどこでも活躍できるよう設計されたプロダクトとなっている。

除菌に有効な紫外線をいつでも手軽に

紫外線による除菌が有効であることはかねてより証明されてきたが、ネックだったのは小型で持ち運びしやすく、かつ安価な除菌を行うことが難しかった点だ。誰でも手軽に行えるならもっと流行っても良かったものだが、通常のライトとは違い紫外線を放射するLEDライトとなると安価かつ小さなサイズで使いやすいモデルとしてリリースするのは難しかった。

しかしながらUVGLOは1.3インチと一般的なUSBメモリとほとんど変わらないサイズでの紫外線ライトとして開発され、バッテリーも必要としないのにも関わらず殺菌に十分活躍できるパワーも備えている。

世界最小のUV殺菌デバイス「UVGLO」

使い方はいたってシンプルで、手持ちのスマートフォンにUVGLOを接続し、あとはきになる箇所に紫外線を照射するだけだ。スマートフォンのバッテリーから直接電力を供給するためUVGLO用のバッテリーを内蔵する必要がなく、それゆえに小型化に成功している。UVGLOは独立したデバイスというよりもむしろ、スマートフォンの周辺機器としての運用が期待できるだろう。

スマートフォンは今やどこにでも持ち歩く現代人の必需品とも言えるが、これに付属する紫外線ライトとなれば持ち運びのハードルも随分と下がるものだ。

UVGLOは小型である分、様々な場所の除菌に活躍が期待できる。家の中だけでも食器類やドアノブ、歯ブラシやトイレといった様々な箇所での活躍が期待できるほか、外出先でも手すりやホテルの客室の殺菌などに大活躍するだろう。

強力な殺菌効果で使い方も簡単

UVGLOを実際に使う場合、本体を起動して約10秒ほど除菌したい箇所に照射し続けるだけで完了する。目に見えない細菌を除去するため変化は目に見えないものの、その効果は最大で99%のバクテリアを除去してしまうほどのものが期待できる。

除去する箇所が多く存在していたとしても、UVGLOは省エネルギー効果も持ち合わせているため、いたずらにスマートフォンのバッテリーを消耗してしまう心配はない。汚れがきになる場合でもバッテリーの都合を気にせずじっくり照射できるのは嬉しいポイントだ。

またUVGLOは紫外線のみの力を用いて除菌を行うため、強力な薬剤などを使用する必要もないのは嬉しいポイントだ。薬品の使用は有害な最近だけでなく人体や動物、ひいては地球環境にも悪影響を与えかねないため、できる限り使用は控えたいものだが、UVGLOはその手助けとなってくれるだろう。あるいはアルコールを使う必要もなければ、モップなどでこする必要もないため、余計な手間と出費を抑えた清掃が可能になる。
世界最小のUV殺菌デバイス「UVGLO」
UVGLOの1.3インチというサイズはちょっとした外出や旅行にも気軽に持ち出せるサイズで、財布やポーチなどについでに忍ばせておくだけで大きな活躍が期待できる。どこにでも持ち歩くことができれば、付近の衛生環境は飛躍的に向上するだろう。

また、ライト関連の製品はその寿命がネックとなってしまいがちだが、UVGLOはその寿命の長さもポイントとなっている。最大で5000時間の照射が可能となっており、性能も途中で落ちてしまう心配もないため、最後までフル活用できる頼りになる一台となってくれるはずだ。

天日干しは殺菌に大きな役割を果たすが、UVGLOは紫外線を人工的に作り出すことでいつでも太陽の力をコンパクトに借りることのできる製品となっている。

UVGLOは現在Kickstarterで出資者を募っており、一台当たり15ドルで製品を購入することができる。衛生環境を手軽に整えたいときや、風邪やインフルエンザの季節に備えて一台購入しておくのも良いだろう。