Apple Watchに無料のヘルスケア機能を搭載しよう「Breathe2」

ウェアラブルデバイスで最もポピュラーなものといえば、スマートウォッチであるApple Watchがあげられるだろう。iPhoneやMacbookと連携したアプリケーションを利用するだけでなく、手首に装着して扱うという特性を生かしたスマートウォッチならではの機能も活用することで、ライフスタイルをこれまでになく効率的なものへと変化させてくれる可能性も秘めている。


こういったきっかけはApple公式のアプリケーションからも生まれるものだが、最大の魅力はやはりサードパーティ発のプロダクトである。スマートフォンに比べてデベロッパーのすくないスマートウォッチ分野だが、今回紹介する「Breathe2」はApple Watchのウェアラブルデバイスである点を活かしたヘルスケアアプリとなっている。

Apple Watch向けに無料で展開

Apple製品向けのアプリケーションは基本的に公式のAppストアからインストールするものだが、Breathe2もまた他のアプリと同様にAppストアから手に入れることができる。それも有料ではなく、無料での提供を予定しており、Apple Watchユーザーの一人でも多くの人に利用してもらうことを考えてデザインされたプロダクトとなっている。

Breathe2はその名の通り、ユーザーの呼吸に関するムーブメントを分析し、正常な呼吸を行えているかどうかを観察してくれる役割を担う。その上で呼吸のリズムに関する適切なituti絵の情報をユーザーに提供し、リズムを整えることで健康状態の向上を促してくれるのがこのアプリケーションだ。

Breathe2がユニークな点として、自身のフィジカルパフォーマンスに応じた計測と、運動をしていない時の正常時の計測を分けて活用することができるという点だ。体を激しく動かしている時と、椅子に座っている時に体が必要とする酸素の量は違う以上、その時々に応じて適切な呼吸のリズムも異なってくるものだ。
Apple Watchに無料のヘルスケア機能を搭載しよう「Breathe2」
Breathe2はモードを使い分けることでその時々に応じた適切な計測を行ってくれるため、正しいガイダンスで利用者を導いてくれることになるだろう。

また、呼吸のリズムは個人によって微妙に異なってくるものである。そしてこの微妙な差異に注目することが自身の健康状態を把握するのに重要で、一律に同様のガイダンスが万人に適用されることはない。

Breathe2はこの点に注目し、装着者の状態をきちんと管理しながらユーザーに最適なインフォメーションを提供してくれる。

いつでもどこでも活躍する万能ヘルスケアアプリ

呼吸のリズムから得られる情報は私たちが考えているよりも多いものである。医療的な側面から見れば呼吸器系の不調などから生じる病気の予兆を確かめる上で役に立つが、そのような大きな問題だけでなく集中力の向上や、常に頭を冷静に保ち、スポーツや学習、仕事で高いパフォーマンスを発揮するためにも重要な役割を持っているのだ。

通常、このようなヘルスケアアプリはどちらかというとエクササイズに特化したプロダクトが多く、あくまでもユーザーの運動中の呼吸のリズムを計測し、適切なフィットネスのみをサポートすることに特化していることも多かった。

しかしながらBreathe2の場合、フィットネスにとどまらない、あらゆる生活の中での活躍が期待できるアプリケーションとなっているため、これまでのアプリケーションよりもはるかに幅広い活躍が期待できる。

そしてこのようなアプリが少しでも多くのユーザーに普及することで、社会全体のヘルスケアやパフォーマンスの向上にもつながるとしている。

たとえ自分がスマートウォッチを持っていなかったとしても、このアプリケーションの開発を支援することで、周りにいるスマートウォッチユーザーがこのアプリを利用するきっかけを作ることができ、その人が健康的な生活を送ることができることで自分にとっての有益にも繋がると開発チームは語っている。

このアプリケーションそのものは無料での配信を予定しているため、出資がそのまま購入に繋がるわけではないものの、自身の出資額に応じて限定品や得点を手に入れることができる。
Apple Watchに無料のヘルスケア機能を搭載しよう「Breathe2」
Breathe2への先行アクセスはもちろんのこと、オリジナルのTシャツなどの特典はクラウドファンディングサイトからでしか手に入れることのできないものとなっている。

Breathe2は現在Kickstarterで出資者を募っており、1ユーロからの出資を募っている。誰でも気軽に活動を支援することができるプロジェクトだ。