独自の認証技術を採用した米国発のビットコインウォレット「HybridWallet」

ビットコインをはじめとする仮想通貨への注目は、一度は落ち着いたものの完全に人がいなくなってしまったわけではない。ビットコインへの急激な人口流入が始まったことでその価格は乱降下を繰り返していたものの、今やすっかり落ち着きを取り戻して安定したチャートを描くようになった。つまり本来の通貨としての安定性を獲得しつつあるのと同時に、投資の対象としてのビットコインの価値も再び得ようとしつつあるのだ。


そんな機運の中注目したいのがやはりビットコインをどのように取引し、管理するかである。ビットコインはまだ法整備が各国でも十分に行き渡っているとは言えず、仮想通貨にまつわる悪徳商法やサイバー犯罪も後を絶たない。

つまりまず肝心なのは、ビットコインを安く買って高く売ることではなく、いかにしてビットコインを安全な状態で持っておくかというトピックである。

「HybridWallet」はアメリカ発のビットコイン専用ウォレットであるが、スマートフォン専用ウォレットであり、特許取得済みのセキュリティ機能でユーザーをビットコイン関連のトラブルから守ってくれることだろう。

デジタルウォレットに目立つ欠陥が引き起こすトラブル

デジタルウォレットは便利かつ必要不可欠なものであることに変わりはないが、その最新テクノロジーであるがゆえの脆弱性から、多くのトラブルを引き起こす原因にもなっている。

仮想通貨そのものは完璧に暗号化されているため、或る日突然仮想通貨の価値が0円になってしまうということは人為的に引き起こさない限りはありえない。しかしながら、ビットコインを補完するためのウォレットに欠陥があることで、ビットコイン保有者は大きな損害を被ることがあるのだ。

例えば2013年にはinputと呼ばれるビットコインウォレットが海賊行為に遭い、当時の価格にして120万ドル分のビットコインがハッカーによって持ち去られた。

また、2014年のマウントゴックスの事件はビットコインに詳しくない人でも名前は聞いたことがあるほど有名なものだろう。85万ものビットコインが失われ、20万はどうにか取り戻したものの、結局全てを回収することはできず、マウントゴックスは閉鎖され、そのユーザーもビットコインを喪失してしまうこととなった。

香港のBitfinexも、2016年に同じような結末を迎える。サイバー攻撃により、6,500万ドル分のビットコインが奪われてしまったのである。

このようにして、ビットコインやそのほかの仮想通貨にまつわるトラブルは後を立たないのだが、これは仮想通貨技術の欠陥よりも、それを取り扱うためのシステムの脆弱性が露呈したことに起因するトラブルである。

しかしそれでも、デジタルウォレットは仮想通貨の取り扱いには欠かせない存在である。ビットコインの売買、そして貯蓄しておくため、デジタルウォレットは作られるべくして誕生したのだ。

独自の認証技術を採用した米国発のビットコインウォレット「HybridWallet」


ビットコインをはじめとする仮想通貨は、基本的にブロックチェーンと呼ばれる技術を用いで取引がなされ、その価値を維持している。所有するコインが価値を維持し続けるためには二つの暗号キーが必要で、一つはビットコインの引き取り手が、そしてもう一つが自分のコインを管理するための暗号キーである。

この二つのキーが認証されることでコインの売買が成立するが、HybridWalletの開発チームは長期にわたる調査の結果、新しいソフトウェアソリューションに到達するに至った。

最新特許技術のAuthen Digital

それはAuthen Digitalと呼ばれる特許技術で、ユーザーの使用デバイスとアカウントを同一の存在として紐付けを行い、ハードウェアとソフトウェアのIDの一致をさせることで確実に認証を保証するという技術だ。

これまでアカウントの高度に暗号化されたIDと、ハードウェアのIDを共通のキーとして認証させるセキュリティ方式は確立されてこなかったため、アカウント情報の整合性さえ取れていればいかなる地域のハードウェアからもアカウントにアクセスできるということがほとんどであった。

これは仮想通貨に限らずその他のアプリケーションなどでも同様であるが、近年は拡大するサイバーセキュリティ意識の高まりにより、その安全性とユーザビリティをどう確保するかについての議論も盛んに行われている。

独自の認証技術を採用した米国発のビットコインウォレット「HybridWallet」

HybridWalletは次世代のセキュリティを採用する、最も信頼性の高いデジタルウォレットの一つと言えるだろう。

HybridWalletはすでにフリーバージョンはAppstoreにもリリースされているが、Kickstarterで出資を募っているのはプレミアムバージョンのリリースのためだ。

73ドルで購入できるプレミアムバージョンでは、この特許技術が採用されたプロテクションを実感できるものとなっており、デジタルウォレットとして完成された機能を体感することができる。