ワンちゃんのトイレトレーニング専用デバイス「Pup Potty Training」
とはいえ子育てと同様、犬が生まれた時から死んでしまうその日まで面倒を見続けるのは大きな世話がかかることも事実である。犬の寿命は長くても20年程度であるため、ちょうど人間の子供が自立するまでの時間よりも少し短いくらいのものだ。
特に、生まれて間もない頃の子犬の世話は大変である。人間の赤ちゃんのようにまだ生まれて間もない頃はルールやマナーもままならないため、心身ともに飼い主も疲弊してしまうことだろう。
そして最も悩ましいしつけの一つとしてあげられるのが、トイレのしつけである。きちんとトイレの場所を教えてあげたり、犬が自分でトイレがしたいということを人に伝えられるようにならなければ、家の中を汚してしまうことになってしまう。
そこで誕生したのが「Pup Potty Training」である。これは犬のトイレトレーニング専用のIoTデバイスとなっており、より素早い期間でトイレトレーニングを終えるサポートをしてくれる便利なデバイスである。
犬のトイレトレーニングの難しさ
犬のトイレトレーニングにおける事故とはどのようなものが考えられるだろうか。例えば第一段階として、所構わずオシッコをしてしまうと言ったケースだろう。
この段階ではとりあえず一緒に散歩に行けば、トイレは外でするものだと次第に覚えるようになるし、子犬のうちはケージなどで飼育しているとケージの中でトイレを済ますことも習慣になりやすいため、生活習慣や月日を過ごすことで解決することも多い。
そして第二段階として起こりうるのが、玄関の近くやベランダなど、外に出られそうな場所で我慢できずに用を足してしまうというケースである。
この段階になると、どこで用を足せばいいのかは理解しているものの、飼い主が気づいてくれるのを待てず、その場でしてしまうというもので、少し大きくなった犬によく見られる現象でもある。
犬の方はトイレがしたくなったギリギリのタイミングで玄関などに向かってしまい、飼い主も犬がそっちの方へ行ったことに気づかずに放置してしまうことで、いつの間にかそこで用を足してしまっていた、というのが原因なのだ。
この問題を解決するにはなるべく早い段階で犬がトイレに行きたいことを飼い主が察知し、できる限りすぐに外へ連れ出してあげることが重要になる。家の中にトイレマットなどを用意してあげるのも良いが、外でトイレをさせる習慣をつけたほうが散歩に能動的な犬に育つなど、ペットの健康面を考える上でも有効なのである。
IoTでしつけの悩みも解決
そこで活躍するのがPup Poppy Trainingである。これは主に犬の首輪につけるデバイスと、玄関などに設置するセンサーの、二つのデバイスをリンクさせることで機能する。
まず、センサーと首輪に取り付けるデバイスをペアリングさせる。センサーは玄関やベランダの手前など、犬がよく粗相をしてしまうところの近くに設置しておく。
そして飼い主のスマートフォンともデバイスを同期させ、専用のアプリケーションをダウンロードしておきデバイスを首輪に取り付けておくだけで、しつけの準備は完了となる。
デバイスを首に取り付けた犬が玄関などセンサーのある場所に移動すると、飼い主のスマートフォンが反応し、犬がトイレに行きたがっていることを教えてくれる。犬がセンサーの近く通りがかった瞬間に反応し、通知を送ってくれるため、トイレが間に合わないという事態もこれでなくなるだろう。
犬を室内で飼っている場合、このようなトイレの問題は一生つきまとうこともあるだろう。トイレのタイミングを見逃したり、犬がいきたそうにしているのに気づかないでいると、幾つになっても粗相をしてしまうことは起こりうるものだ。
そして、トイレのタイミングを飼い主に分かりやすい形で伝えてくれない犬も存在する。吠えてくれるなどの分かりやすさがあれば良いのだが、物静かな犬だといつのまにか適当なところでトイレを済ませてしまうこともあるため、いつのまにか家の中が汚れてしまうということもある。
このプロダクトがあれば、そのような悩みからも解放されることになるだろう。