大切な人へ送りたいスマートジュエリー「Talsam」
贈り物には様々な品が選ばれるが、やはりいつの時代でも人気なのがジュエリーである。高価な金属やクリスタルなどで作られる装飾品は、希少価値も高い上に見た目の美しさから男女を問わず人気がある。
古代からこのような宝飾品は贈り物として珍重されてきたものだが、現代ではそういったトレンドに微妙な変化が訪れてもいる。IT化の浸透により、単純に希少価値が高いだけの贈り物では、古典的で古臭い印象をも与えかねないという変化だ。
もちろん贈り物はクラシックな様式だからこそ良いという人もいるが、やはり現代ならではの最先端という希少価値を持ったジュエリーであることを求める声もあるものだ。
そんな時代のニーズに応えて誕生したのが「Talsam」と呼ばれるスマートジュエリーで、宝飾品としてのゴージャスさはそのままに、テクノロジーが普及した現代ならではのスマートさも兼ね備えている品である。
合理的な価値を持つジュエリーへのニーズ
私たちが贈り物をする理由として、その人との繋がりを忘れないためであったり、プレゼントをすることでプレゼントを送られた人が贈り主を、いつも近くにいるような感覚のまま過ごしてもらえるためなど、様々な想いが込められる。
そういった想いは人間が文化的に生活するためにはいつまでも大切にされるべきものではあるが、近年はミニマリズムが流行するなど、人が身につけたり生活するために必要なものは合理的であるべきという発想も強まりを見せている。
日本でも断捨離という言葉が流行したものだが、実用的に価値がないものは「必要がないもの」とみなされるなど、人間の古典的な「大切したいという気持ち」の価値が相対的に低下してきている傾向もある。
そのため宝飾品となれば、単純に希少価値が高いだけでは「生活に必要がない」とされ、何かの拍子に「いらないもの」としていとも簡単に売り飛ばされたりということも十分に考えうる。
Talsamはそんな合理的な時代の中でも重用されるジュエリーとなる可能性を秘めている。Talsamは一見すると一般的な宝飾品と変わりないのだが、実は内部にコンピューターを備えた高性能なスマートジュエリーに仕上がっているのだ。
大切な人を近くに感じることができるよう設計されたTaslam
スマートジュエリーと聞くとスパイガジェットのような響きを覚える人も少なくないかもしれないが、Talsamの場合はスマートウォッチに近い機能を持っていると言えそうだ。
近頃はウェアラブルデバイスが大きなトレンドとなっており、スマートフォン以外にも時計や服、リストバンドなど様々なスマートデバイスが登場してきているが、Talsamもまたそのようなウェアラブルデバイスの一種となっている。
例えばメッセージを受信したとき、ライトとバイブレーションでその通知をしてくれるのはスマートウォッチに似た機能だろう。スマートフォンは男性であればポケットに収めていることが多いため、メッセージを受信してもすぐに反応することができるかもしれないが、女性の場合はカバンにスマートフォンを入れていることも多いため、メッセージの受信に気づかないことも多い。
Taslamはそのようなシチュエーションも想定し、外出中は肌身に近いところで身につけていることが考えられるジュエリーに通知機能を担わせ、スマートフォンのサポートに徹してくれるのである。
また、大切な人とのコミュニケーションとして送られる可能性もあるジュエリー特有の性質を生かし、Taslamにはプライベートメッセージのやり取りを可能にする機能も搭載されている。
メッセージのやり取りはスマートフォンのTaslam専用アプリケーションを用いて行うことができるのだが、Taslamがこのメッセージのやり取りを閲覧するアンロックキーとして機能している。
Taslamを数秒間長押しすることでアンロックが可能となり、プライベートメッセージのやり取りが可能となるというわけだ。
また、Taslamにはもしもの時に備えてSOSを送信できる機能が備わっており、SOSの痩身とともにロケーション情報が送り主に通知され、電話につながるようになっている。
大切な人に何か起こった時でも迅速に対応できるようスマートな役割を担ってくれるのもTaslamなのである。
Taslamはジュエリーとしても洗練されたデザインを持っており、スワロフスキークリスタルを用いた高級感のある仕上がりとなっている。
現在Kickstarterで一つ99ドル以上の出資で注文することができ、すでに4万ドル近い額の資金調達に成功している。
日本からの注文も可能となっているため、木になる方は注文して現物を確かめてみることも可能だ。