Cutting Edge
国際貿易xブロックチェーン、貿易実務はどう変わる?
国際貿易の現場では、毎日大量の書類のやりとりが発生する。モノの輸出入にはインボイスやB/L(船荷証券)、パッキングリストといった基本的な書類が必要で、原産地証明書といった各種証明書、必要添付書類、輸入許可が降りれば輸入許可書が発行されるため、1件の輸出入につき書類が数十枚発生することも珍しくない。まさに書類に埋もれることになる。
国際貿易は1件の輸出入につき様々な企業が関わることになる。貿易実務においてはスピーディな対応が求められるが、常に印刷された書類ベースでおこなわれるために業務をおこなう上で効率の悪さを招いている。 貿易業界ではブロックチェーン技術の活用が活発になっている。ブロックチェーン技術を活用することができれば、ブロックチェーン上に契約情報は記録・保存され実行される。また貿易業務に関わるそれぞれの企業が素早く、安全なセキュリティ環境で必要な情報にアクセスすることができる。 以下では、貿易業界におけるブロックチェーン技術の活用についての最新ニュースをいくつか紹介していきたい。 ブロックチェーンでペーパレ...