次世代の教育用トイの重要性に注目
「Highgo」
特に次世代を支えるであろう子供たちの教育への投資は何にも変えられない重要性を持つのだが、彼らの好奇心や向上心を養うためには質の高い教育用玩具の存在も大切だ。
子供達の豊かな想像力と創造力を養えるおもちゃの存在。Highgoはそのニーズに応えるため誕生した知育玩具であると言える。
生活になじみやすい玩具
Highgoは手持ちのスマートフォンを用いて操縦が可能なタイプのおもちゃで、創意工夫次第で様々な形へとそのフォルムや機能を変化させる。スマートフォンは今や現代人にとっては必携で、かつ誰でも持っているデバイスであるが、こういった身近なアイテムを使っておもちゃとして取り扱うことのできる親和性も重要なポイントだ。あまりに馴染みのないデザインや装置では人選び、多くの子供や大人に体験してもらう機会を失わせかねないからだ。Highgoのように手に届きやすそうな仕組みの玩具はフレンドリーで受け入れてもらいやすいメリットを備えているのである。
Highgoのなじみやすさはスマートフォンに対応しているだけでなく、市販のブロック製品などとも互換性を持っていることからも感じ取ることができる。完全なオリジナルのプロダクトは目新しさを感じさせてくれるが、日常的なアイテムとの互換性がなければせっかくの子供達の創意工夫を生かしきることができなくなる可能性も秘めている。子供に預けてしまってもいいほどのリーズナブルさと互換性は、子供に広い可能性を与えることができ、彼らにのびのびとそのイマジネーションを発揮してもらえる環境構築へと大いに役立てることができるようになるだろう。
子供の可能性を伸ばすための仕組み作り
デフォルトではHighgoは車のような形状をしているが、ブロックの組み合わせ次第では犬のような歩行型のロボットになったり、ドローンにも変形させることができる。これだけでも多様な運動性能を発揮してくれるのだが、パーツがあればショベルカーやクレーンなど、あらゆるメカへと変形させることが可能だ。
自分の求めている機能をHighgoに装備させるためには何が必要なのかなど、子供達にロジカルな物事の考え方を養わせるのにも大きく寄与することだろう。
好みの形状に合わせて様々なパーツを組み合わせるのは良いが、それを動作させるコアの存在がなくてはただのブロック遊びになってしまう。Highgoはパワフルなプロセッサーを採用することで柔軟にプログラムに則った動作を行うことができるようになっており、すべての動きの核となる膿のような役割を果たしてくれる。プロセッサーの高い処理速度は、子供の想像力を現実的なものとするためには欠かせないようせであるとも言えるだろう。
同梱パーツもABS樹脂を採用した素材で作られているため、小さな子供にも安心のおもちゃに仕上がっている。子供が触るということを想定すると大人向け以上に敏感になってしまうものだが、Highgoはその点についてもクリアしているプロダクトだ。
Highgoはまだ完全版ではなく、今回はプロトタイプでのリリースとなっている。紹介されているのはいずれもプロトタイプでの情報で、ここからフィードバックなどを取り入れながらさらなる進化を遂げる予定である。
現在はIndiegogoで出資者を募っており、1000ドルを目標に資金調達を行なっている最中だ。79ドル以上の出資者にはリワードとしてこのプロトタイプのHighgoを手に入れることができ、実際に遊ぶことが可能だ。
ある意味アーリーアクセスのような限定的な段階ではあるものの、ここから製品版に至るまでの重要なプロセスとして、リワードを手にいれた人たちは貴重なフィードバックの機会を得ることができるとも考えられる。
まだまだクオリティとしては伸びしろのある段階であるが、そのぶんフィードバッカーの意見が採用されやすいプロダクトであるという側面を持っていることは無視できないポイントだ。
子供向けの新たな知育玩具開発を応援したいという方は、出資を行うのも悪くない選択肢であるのではないだろうか。