世界有数のセキュリティシステムを目指した
「Almond Guard」
家がスマートになるということはその分防犯レベルも高まってほしいところであるが、IoT技術をセキュリティに特化させたスマートデバイスがこの「Almond Guard」である。
次世代のスマートセキュリティならではの機能を持つAlmond Guard
Almond GuardはGPSやWiFi、さらには居住者のスマートフォンからシグナルを読み取り、いつセキュリティシステムを作動させ、いつそれを解除するのかをきちんと判断できるシステムを導入しているのがポイントだ。居住者がいちいち出かけるたびに作動させなくとも、自動的に適切なタイミングで家の警備に当たってくれるのは、モノのネットワーク化が進んでいるからこそ成立するシステムであると言える。
Almond Guardのセキュリティシステムは家庭用のシステムとしてはこれまでにないほどの高いレベルの安全性を確保してくれるスマートデバイスだ。スマートホームハブとメッシュWiFiをうまく組み合わせて開発されたこのデバイスは、WiFiの接続状況やGPS位置情報、その他のスマートデバイスの稼働状況といった、住居を取り巻くあらゆる環境についてより詳細な情報にアクセスすることができる。状況判断の材料を大量に得られるようになったことで、Almond Guardは従来のセキュリティシステムに比べてはるかに精度の高い警備を実現し、あまつさえ住人のスマートフォンと接続することでサイバー犯罪の脅威からもそのデバイスを守ってくれるのである。
100を超える機能からオリジナルのセキュリティを実現可能に
Almond Guardがまず可能にするのは、住居内のモニタリングである。ドアや窓といった人間の侵入を許してしまいがちな場所はもちろん、火元や水道といった動的な変化も外出先から管理することができる。あらかじめ備わっている数百にも及ぶセキュリテイパターンから必要なものをピックアップし、その家に必要なセキュリティシステムをオリジナルに構築できるのだ。
サードパーティのセキュリティセンサーとも互換性を持たせることができるため、既存のセキュリティを維持しつつAlmond Guardの導入でそれらをネットワーク化し、さらに高いレベルのセキュリティを確保することができるようになる。対応するセンサーはこちら(https://www.securifi.com/rg/sensors)のサイトから確認することができる。
セットアップも実にシンプルだ。ハブを起動し手持ちのスマートフォンにアプリをダウンロード、最後にセンサーを接続させればそれだけで稼働させることができる。自分で状況判断をしてくれるスマートデバイスだけに、こちらからあれこれと命令を下す必要もないという点も次世代のセキュリティシステムならではの利便性と言えるだろう。
システムの作動はスマートフォンのシグナルから誰もいないと判断した時に自動で行われるのはもちろん、システムの停止もまたスマートフォンの位置情報から自動的に行われる。両手がふさがっている時に家の鍵を探すのが億劫であることは多くの人が承知しているように、スマートフォンが家に近づけば自動的にセキュリティも解除されることがどれだけストレスの軽減につながるかわ想像に難くない。
従来の電子機器によるセキュリティシステムの弱点は電源であった。不意に生じる停電などの事態が起きると家庭用レベルでは簡単に解除されてしまうものであったが、Almond Guardはバッテリーを内蔵しているため、たとえ停電が起きてしまっても最大5時間までその家の警備を続けることが可能だ。
家庭内のWiFi接続で不安視されてきたのが距離や障害物によって生じる接続状況の変化である。Almond Guardの採用するメッシュWiFiは広い範囲に円を描くようにして信号を発することで受信と送信を行うタイプのもので、互いのデバイスの接続に安定した環境をもたらしてくれる。もうデバイスの設置場所にシグナルの状況を考慮する必要も無い。
Almond Guardはネットワークカメラとの同期も可能だ。モーションセンサーを導入したカメラがあれば、不審者の侵入への感知はもちろん。留守番をさせている子供達やベビーベッドで寝かせている赤ちゃんの様子も外からライブ映像で確認することができる。子供の家庭内の事故は少し目を離した隙に起こってしまうものだが、Almond Guardによる第3の目を手に入れることができれば、こういった事故のリスクも大幅に低下させることができるだろう。
あるいは親の目が届かないところで小さな子供がセキュリティを勝手に解除したり設定を変えてしまわないよう、ペアレンタルコントロール機能も内蔵されている。
もちろんセキュリティシステムはあくまでもサポートの役割を果たすだけで、完全にトラブルを解決する力は持ち合わせていない。事件の予兆を察知して問題を解決するのは最後は人間なのだが、緊急の際には人間のプロフェッショナルチーム対応し、解決までサポートしてくれるのは心強い。
何かあれば自動的にAlmond Guardがチームに連絡し、住人や公的機関にも連絡してくれるなど、万全のサポート体制の充実が図られている。
Almond Guardは現在Indiegogoで出資を募っており、2018年の4月に本体が後援者に発送される見通しとなっている。