ドローン用の「パラシュート」で
より安全な利用を「Mars NOVA」

Youtubeなどの動画サイトでドローンの映像を視聴している際、誰もが一度は突然ドローンが上空から落下してしまう映像を見たことがあるだろう。ドローンも機械であるため事故は免れないとはいえ、やはり落下したドローンは他人に危害を加えてしまう危険性をはらんでいるだけでない。

ドローン本体も落下した時のダメージで致命的な損傷を受けてしまう可能性がある以上、落下事故は極力減らし、例え落下したとしても最小限のダメージで落下事故を小さくする工夫が操縦者にとっても第三者にとっても不可欠だ。

ドローン事故防止の外付けデバイス

Mars NOVAはそんなドローン落下事故の被害を最小限度に抑えるべく開発されたデバイスで、長距離まで送受信可能な無線システムとパラシュート機能をドローンに搭載することで、落下の際のダメージを大きく軽減することができる。


ドローンのテクノロジーが日々進歩していることは誰の目から見ても明らかなことだが、この進歩に合わせて重要性を持つのがドローンの安全性の問題である。ドローンによっては降下や上昇、マニューバー、そしてフリップする機能を持ち合わせているものも存在するが、ドローンの動きが複雑になればなるほど、ドローン内蔵の安全装置を正常に動作させるのも難しくなってくる。

そこで活躍が期待できるのが、Mars NOVAのような外付けタイプの安全装置である。Mars NOVAの目的は、ドローン操縦者に対して多くの選択肢を考慮する機会を与えることで、その結果自身のニーズにとって最適解を見つけるメソッドを形成することができるのだ。

Mars NOVAの特徴

Mars NOVAはその利便性向上のため幾度となく試作段階を経て来た。その結果考えうる限り最も
小さく、かつ効果的な安全装置としてコストパフォーマンスを最大限に高めることに成功したデバイスだ。同時にNOVAは単周波ラジオで利用可能なあらゆるアプリケーションにも活用することができ、購入者にもその可能性を存分に体験してもらえるよう、様々なポテンシャルを秘めた設計になっている。

Mars NOVAはまずその有効距離の長さが特徴的だ。NOVAから発せられるシグナルは最大で1km強まで届き、その長さはサッカーコート10個分に匹敵する。ドローン本体の有効距離を上回ってしまったとしても、1kmの有効距離を持つNOVAを使えば最大限に安全性を確保した上で操縦不能のドローンを緊急着陸させることが可能になるのだ。

加えてNOVAのバッテリー有効時間の長さも安全性を高める役割を持っている。一回の充電でNOVAは最大48時間程度動作させることができるため、ドローンのバッテリーが切れてしまったとしても、NOVAがあれば緊急時の充電の心配をする必要も少なくて済む。

48時間駆動となれば充電時間長くなるのではと思ってしまいがちだが、Mars NOVAは約一時間の充電で空っぽの状態から満タンにしてしまうほどの急速充電が可能だ。うっかり充電を忘れていても、その場でチャージすることができるのも安全装置としては欠かせない利便性の高さと言えるだろう。もちろんUSB充電であるため、手元のPCやスマホ用充電器からチャージすることができる。

外付けデバイスはただでさえ場所を取ってしまいがちなドローンのコントローラーやスマートフォンのモビリティを下げてしまう可能性を持っているが、Mars NOVAはその小型性で取り回しにも配慮したデザインとなっている。一般的なスマートフォンよりもひと回り小さなサイズで、ドローン操縦の際の所持にも困らない。

ドローン用の「パラシュート」でより安全な利用を。「Mars NOVA」


持ち運びにはコントローラーに装着させても良いし、腰のベルトに通すこともできる。もちろんそのまま手持ちでも使える上、手元に紐があれば通して首から下げても使用することが可能だ。送信機は約50グラム、受信機は6グラム程度であるため、操縦者にとってもドローン本体にとっても負担にならない重量であるのも魅力的である。

ドローン用の「パラシュート」でより安全な利用を。「Mars NOVA」


そして操作方法もいたってシンプルに作られている。ダブルクリックするだけでパラシュートを展開できるの簡易性も、緊急時に効果を発揮する能力だ。

Mars NOVAの持っているMarsシステムはパラシュートの展開だけでなく、様々な多機能に応用することもできる。例えばドローンに「空爆」させるための水風船投下機能や外付けパーツの切り離しなど、あらゆる方面での活躍がNOVAによってもたらされる可能性を秘めている。

Mars NOVAは現在kickstarterで支援を募っており、191ドル以上の出資でMars NOVAの送受信機とドローン用のパラシュートをリワードとして受け取ることができる。NOVAのデバイスのみが欲しいという人には80ドルの出資を行えばそれだけもらうというのも可能だ。

無事目標金額の1万2千ドルを達成すれば2018年初頭から随時製品の発送が始まる。

ドローン技術を支援するという名目で開発されているMars NOVAだが、その仕組みはいたってシンプルである。そしてシンプルだからこそ使い手のアレンジの幅も広く、ドローンに止まらない様々な分野での応用利用が期待できるデバイスだ。