小型HDMIハブ「C-Force」でNintendo Switchのテレビ出力を可能に

2017年3月にゲーム会社「任天堂」から発売されたゲーム機「Nintendo Switch(以下、スイッチ)」。携帯ゲーム機としてポータブルにゲームをプレイできることに加えて、テレビ出力して大画面でゲームを楽しめるという今までにないゲーム体験を実現した。


その人気は衰えず、スイッチの販売台数は2017年4月~6月で197万台。スイッチ関連商品の売上高が1,000億円を突破し、任天堂に恩恵をもたらした。品薄が続くほど人気の高いスイッチだが、発売されたばかりなこともあり機能を柔軟に強化する外部ツールが充実していないという面もある。今回紹介する「C-Force」は、コンパクトでありながらスイッチのテレビ出力を可能にするHDMIハブだ。

参照:ロイター「任天堂の4─6月売上高は前年比2.4倍、スイッチ販売がけん引」:https://jp.reuters.com/article/nintendo-switch-idJPKBN1AB0QO

スイッチのテレビ出力を可能にする軽量HDMIハブ「C-Force」

C-ForceはスイッチやSamsungから販売されているスマートフォン「Galaxy S8」のテレビ出力を可能にするHDMIハブだ。USB Type-Cポートがついているので、MacBookのハブとしても使える柔軟性がある。C-Forceの特徴は複数のポートを持ことに加えて、軽量かつコンパクトであること。持ち運びに便利なため外出先での使用に優れている。外出先でスイッチをテレビ出力して遊ぶときに、荷物になるドックを必要としないというメリットがある。

小型HDMIハブ「C-Force」

C-Forceについているポートは6つ。テレビ出力に必要な「HDMI」と、「USB-C PD」、「USB-C 3.1」2か所、「USB-A 3.1」2か所。HDMIポートでテレビ出力したときの最大解像度はスイッチで1920x1080、MacBookとMacBook Proで4096x2160だ。C-Forceはスイッチでゲームをプレイする以外にも、ビジネスで役立つ場面が多い。同製品はMacBookやMacBook Pro、ChromeBookに必要なポートを多数備えているので、多くのデバイスとつなげてパソコンの機能を強化することに役立つ。さらにHDMIポートがあるので、USB Type-Cを備えたパソコンをプレゼンテーションに使う場合で活躍する。コンパクトで持ち運びに便利なため、移動の多いビジネスマンでもC-Forceポケットに入れてスマートに使用可能だ。

小型HDMIハブ「C-Force」

C-Forceは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoでプロジェクトを立ち上げている。2017年7月24日にスタートしたプロジェクトだが、すでに目標金額の約16倍である85,000ドル(約940万円)以上の支援を集めている。C-Force本体が受け取れるのは69ドル(約7千円)の支援から。希望小売価格が89ドル(約1万円)なので、定価の22%オフで手に入れることができる。
本体サイズは縦横58cmの正方形で、薄さ12.2mm。重量は48gで、10円玉に換算すると約10枚の重さだ。

参照:Indiegogo「C-Force: World's First HDMI Hub for Switch and S8」:https://www.indiegogo.com/projects/c-force-world-s-first-hdmi-hub-for-switch-and-s8#/

持ち運びに不便だったNintendo Switchドック

携帯ゲーム機と据え置き器の両方の良いところを備えたスイッチだが、据え置き器として使うデバイスが持ち運びに不便という側面があった。スイッチをテレビ出力して据え置き器として使う場合、「Nintendo Switchドック(以下、ドック)」というデバイスが必要になる。ドックはスイッチ本体を差し込んで使えるように、縦幅と横幅はほぼスイッチと同じ大きさになっている。背面にHDMI差し込み口があるため厚さもそれなりにある。携帯ゲーム機を差し込むだけで手軽にゲームをプレイできるとはいえ、ドック自体はあまり持ち運びに適していないのが難点。ドックは室内使用を想定しているため当たり前なのだが、宿泊先や友人宅での使用を考えると小型で軽量なドックがあると便利なことは確かだ。

小型HDMIハブ「C-Force」

C-Forceは任天堂の純正ドックに代わって、スイッチのテレビ出力を可能にする。スイッチをテレビ出力するときは、まずスイッチとドックをUSB Type-Cでつなげる。ドックにはHDMI端子があるので、HDMIケーブルを使ってテレビとつなげるという仕組みだ。すでに市販のUSB Type-CとHDMIをつなぐケーブルが販売されているが、スイッチ自体が特別な回路を利用しているのか市販のものでテレビ出力はできない状態だった。そのためC-Forceのようにスイッチのテレビ出力を可能にする純正ドック以外の商品は貴重なのだ。

C-ForceにはHDMIポートとUSB Type-Cポートがあるので、純正ドッグと同じ要領でスイッチのテレビ出力をサポートする。さらに純正ドッグと異なりポケットサイズで持ち運びに便利なため、外出先やさまざまな場所でスイッチでのゲームプレイが可能に。スイッチの持ち運びに優れているという機能性を強化する商品だ。

MacBookのUSBハブとしても活躍

小型HDMIハブ「C-Force」

C-Forceはスイッチのテレビ出力を可能にするところが一番の特徴だが、USB Type-Cに対応したパソコンのUSBハブとして使える点も魅力だ。MacBookがUSB Type-Cのみを搭載されるようになって以降、他のデバイスに接続できるポートを必要とするユーザーも多いのではないだろうか。C-ForceはHDMIポートもついていて機能的なUSBハブになる。テレビ出力を用いたプレゼンテーションなど、ビジネス面での活用も期待したい。スイッチを所有しているMacBookユーザーなら使用する場面の多い商品になる。

任天堂が発売するゲーム機スイッチとSamsungの新型スマートフォンGalaxy S8、MacBook、ChromeBookと対応するデバイスの多いC-Force。このHDMIとUSBハブを使って、デバイスの使用環境が向上することに期待が集まる。

カテゴリー: Next-genTech   

日向 ゆま

日向 ゆまAuthor

フリーランスの翻訳者兼ライターとして活動。専門はIT・マーケティング、ゲーム翻訳も担当。主にソーシャルメディアマーケティングに関する記事執筆と翻訳に携わる。また過去にVRの最新ニュース翻訳も担当。特にVR・AR・MRに興味あり。

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