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申請・承認ワークフローから文書共有・管理への連係でDX支援

生産性や業務効率を上げるデジタルトランスフォーメーション(DX)が多様な組織で推進されている。今日、このクラウド型ワークフローは、誰でも直感的かつ簡単に画面作成・設定できるので部門構築を可能とし、今秋実装予定の機能などが市民開発をアシストするという。
住友電工情報システムは、「楽々WorkflowII Cloud」と、富士フイルムビジネスイノベーションのクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」を連携させた新サービス「楽々WorkflowII Cloud for FUJIFILM IWpro」の提供を今月開始する。
楽々WorkflowII Cloudは申請書作成や承認経路設定を事業部門で簡単に行え、日本の商習慣に合った柔軟な承認プロセスや権限制御を実現する。一方、FUJIFILM IWproは文書の自動取込み・仕分けからデータ共有・管理・出力まで、デジタル化に必要な機能が集約――今回の連携により、紙やPDFなど多様な形式で受領した文書をここで一元管理し、承認が必要な文書をここ起点に楽々WorkflowII Cloudへ直接添付して連係できる。
その際、添付ファイルは申請済みとしてFUJIFILM IWproの別トレイに移動させられ、重複申請も防止できる。これにより、データ化した情報の一元管理から、楽々WorkflowIIによる豊富な機能で柔軟かつ堅牢な承認プロセスを実現し、ガバナンス強化や業務DX推進に貢献するという。楽々WorkflowII Cloudで決裁された文書(申請書・添付ファイル)をFUJIFILM IWproへ連係し、一元管理・保管・共有するサービスを10月以降に予定している。
前者はワークフローについてテーマ別ウェビナーを複数用意していて、両社は今後も、企業の業務効率化とDXを支援するソリューションの拡充を通じて、顧客のビジネス価値向上に寄与していく考えだ。