請求書データをクラウドAI-OCRで自動読取り・明細等へ自動入力

それは電子帳簿保存法への対応やテレワークの普及などがきっかけだった。経理業務におけるペーパーレス化や効率化を課題とする企業が増えている。現在、毎月多くの請求書を扱う企業では、請求支払処理業務における人的ミスの削減や処理の高速化など、プロセスおよび品質の向上も重要だという。

ALSIは20日、LINE WORKSとの連携により、経費精算の効率化と作業負担の軽減を実現したい中小・中堅規模企業に向けて、クラウド型経費精算サービス「BIZUTTO経費」請求書AI-OCRオプションの提供を開始する。同オプションでは、BIZUTTO経費の支払申請画面に請求書データをアップロードすると、請求書の必要項目を自動で読み取り、請求明細や適格請求書登録番号(インボイス番号)などを自動入力する。

①支払申請画面から請求書データをアップロードして自動で読み取り、②日付・取引先名・税率毎の小計金額・請求合計金額・インボイス番号を自動入力、③グループ会社や関連会社とあわせて年間1,200枚(最小契約の場合)の請求書を読み取り可能といった特長を備えた。

インボイス番号は読み取りと同時に国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトに照合されて結果が表示される。AI-OCRのエンジンに、世界最高水準の認識精度を誇る「LINE WORKS OCR」が採用されていて、高い精度での自動入力によりミスの発生を低減する。「請求書AI-OCRオプション」では、支払処理業務における手入力の負荷ならびに入力間違いなどの人的ミスの発生を削減し、業務の効率化を達成できるようになる。

利用ユーザー数に関わらず、年間6万円(税別)の契約で1,200枚(1枚あたり50円)の請求書を読み取れる。BIZUTTO経費で提供されているマルチカンパニー機能を利用中の顧客は、同オプションをグループ・関係会社で共用でき、効率的な運用が可能になるという。