情報通信
売上100億円以上の企業における請求書関連業務DXの実態とは
DXは様々な仕組みをより良い方向に転換していくものである。がしかし、本来便利であるはずの、便利な状態になるためにあるはずのデジタル化が、「ざんねんなデジタル化」として私たちの生活のあちらこちらにはびこっているのでは、と問いかける。
ウイングアーク1stは今年3月28日~4月3日、売上100億円以上の企業で請求書関連業務に携わる533名に、企業間取引の電子化に関する実態アンケートを実施した。結果、①社外取引の電子化により期待することのトップは「負担が掛かっていた作業からの解放」だったという。そして――
②約3割が「80%以上電子化が進んでいる」と回答。③社外取引における理想「完全電子化/80%以上電子化」が6割強。④完全アナログ企業からは「ずっと紙で慣れているから」「紙の方が実際に見えるので分かりやすい」などの声も。⑤6割半が「2種類以上」のデジタルツールを使用。⑥請求書や契約書で7割半が「ツールの散在」を実感。⑦散在による不満度は40代が中央値「60」で最も高い結果に。
⑧7割が「なるべく早くツールを統一してほしい」とし、2割弱が「散在するくらいならアナログにもどりたい」。⑨6割強が電子帳票の保管・管理と受領は「異なるツール」。⑩約9割が異なるツールの使用は「業務効率が悪い」と実感。⑪約7割が異なるツールの使用により「情報漏洩リスクの高まり」を懸念。⑫6割が企業間取引業務でログ/行動履歴が追えない経験あり。⑬85.7%が、ログ/行動履歴が追えないことで「内部統制面のリスク」を実感。
上記結果を踏まえ、同社は、少しでも「ざんねんなデジタル化」をなくしたいとの想いから動画を使ったX(旧Twitter)キャンペーンを始動する。抽選で10名に昭和やもっと昔の素敵なグッズをプレゼント! ざんねんなデジタル化への想いを当社にぶつけて素敵なグッズに変えてほしいという。詳細は同社公式noteにて。