世界初!スマホアプリと連携するビーコン搭載型自動ドアセンサ

スマートフォンが普及した今、それをマーケティング端末として利用する動きが街中で活発化している。スマホを持って近づいてくる人に、商品やサービスの宣伝をしたり、イベントなどの情報を発信する、それらをスマホ画面に表示させるしくみは無線通信を行うBeacon(ビーコン)によるものだ。

今後ますます需要が増えるだろうO2Oマーケティング。その直接的な情報発信手段として、スマホアプリと連携するBeacon端末には大きな期待が寄せられている。現在主流のBeaconは電池駆動が一般的で、両面テープで貼り付けるなど簡単に設置可能――だがBeaconは、対応スマホを感知するための電波を発信し続けるがゆえに消費電力大で、頻繁な電池交換を要する、課題が顕在化しているという。

オプテックスは、ID情報を発信するBeacon機能を搭載した世界初の自動ドア用センサー「OAB-215V」を今月24日に発売する。ドアを開閉するための電源が常時供給されていて、それをBeaconにも使う同センサーでは、電池交換に掛かる手間と負担が省かれる。商業施設や店舗など多くの出入り口に設置された自動ドアセンサーは、日々そこを通る多くの人たちとの接触ポイントになっていて、情報配信に絶好の場所となる。

俯瞰すれば1日数千万人の人が行き交う、様々なエントランス付近に常設されたBeacon付自動ドアセンサーは、Beaconに対応したスマホアプリ利用者がそこに近づいた時、商品情報・クーポン等の広告や音声ガイドなど、有効な情報を提供する。エントランスを新しいメディアとして利用可能とする。

今回の製品について同社は、店舗開発・サービス運用・広告代理店らとともに、情報配信などのプロモーションを実施。ユーザーへのサービス向上・来店の促進などO2Oマーケティングへの活用の実用化を進め、通行者との新しいコミュニケーションをサポートしていきたいという。