Uber、淡路島で日本初となる実証実験の契約を締結

Uberは、兵庫県淡路島においてタクシー会社・兵庫県淡路県民局との三者による日本初となる実証実験の契約を締結した。国内外からの訪問客を始め住民の方も淡路島内でUberの配車アプリを利用して地元のタクシーを配車できるようになる。

淡路島では、高速バスや関空・洲本航路等の高速艇を使った来島者に対する二次交通の充実が求められている。今回の本実証実験は、2018年2月に兵庫県や地元関係者が中心になって策定した「淡路島総合観光戦略」を推進する上で、淡路島内の交通環境のさらなる充実を図ることを目指した施策の一環として実施する。

Uberのスマートフォン向け配車アプリは、世界600以上の都市で約50の言語で利用されており、実証実験で利用者は淡路島で自分の母国語で目的地を指定し、地元のタクシーを配車することができるようになる。同社によると、言葉に不慣れな旅行者や土地勘の無い来島者が島内をより簡単に移動する、新たな手段となるという。

利用者は、自分のスマートフォンで設定している言語でアプリの利用が可能。アプリから配車位置(現在地や指定位置)まで地元タクシーを配車する。現在地はGPSにより自動的に表示される。配車が確定したタクシーのドライバーや車輌番号、想定配車料金、到着予定時刻が事前に分かる。

行先や降車位置は、利用者がマップ上で配車時にアプリ内で指定。移動中も現在位置をマップ上にリアルタイムで表示する。運賃支払いは、アプリを通じてクレジットカードで精算する。また、領収書は、降車後に利用者の登録メールに送付されるため失くす心配はない。