4KコンテンツやHTML5にも対応するサイネージ配信管理システム
DNPが2011年に開発し、多くの導入実績がある同システムの技術・ノウハウを活かしてシステムを一新。新バージョンは、表示するコンテンツ管理やスケジュールの作成、サイネージ機器の管理を行う「Web管理画面」と、機器がネットワーク経由で受信したコンテンツを表示する「プレーヤー」で構成される。プレーヤーはブラウザベースのため、動画や静止画のほか、最新の4KコンテンツやHTML5などのデータにも対応する。
これまでの配信システムでは一定時間毎にデータの送受信によるコンテンツ配信が行われていたが、今回のシステムでは双方向通信の仕組み(WebSocket)を用いている。管理者が実施したコンテンツの変更を、即座に行うことができる。この機能により、リアルタイム配信も可能になるという。
Web管理画面はソフトウェアのインストールが不要なブラウザベースのシステム。アカウントを保有している担当者は、どのPCからも管理画面にアクセスできる。またドラッグ&ドロップによる直感的なUIで誰でも使いやすい設計になっている。
複数の管理者がいる場合、アカウント毎に操作できる権限を細かく設定できるため、管理者が自分の管轄以外のコンテンツを誤って配信してしまうなどの誤操作を防ぐこともできるという。
デジタルサイネージ配信管理システム「SmartSignage」を刷新
カテゴリー: 情報通信

大島 純一郎Author
証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。