NTT、Java開発フレームワークを公開

日本電信電話(NTT)は、Webシステムを開発するためのアプリケーションフレームワーク「Macchinetta(マキネッタ)フレームワーク」を公開し、広くIT業界全体として、高品質なシステムを安定的に効率良く開発できるよう取り組みを進めると発表した。

Macchinettaフレームワークは、Java言語向けのオープンソースソフトウェア(OSS)のアプリケーションフレームワークとして広く利用されている「Spring」を中心に、Webシステムの開発において必要となる共通機能の提供と、アプリケーションの基本的な実装手法等をドキュメントとして整備したもの。

NTTグループにおいて広く標準的に活用されており、豊富なベストプラクティスに基づいて作成されている。開発者はMacchinettaフレームワークを活用することにより、Webシステムの開発における品質の均一化と生産性の向上を実現できるという。

OSSの組み合わせによる共通機能の提供においては、様々なユースケースを想定した動作検証を行い、OSSのアプリケーションフレームワークであるSpringを中心にOSSスタック推奨モデルとして定義している。

アプリケーションの実装に関しては、これまでの適用で培ったベストプラクティスに基づくノウハウを整理し、具体的な実装方法をドキュメントとして定めた開発ガイドライン、機能確認や性能確認を行うための検証プログラム、Macchinettaフレームワークに基づく実装手法の習熟や開発時の事前検討に有効なモデルシステムなどを提供する。