脱Excel、製造業の基幹業務の改善を図る新サービス

多くの企業が業務標準化を目的に、ERPなどの基幹システムパッケージを導入しているが、特に製造業では「購買」「見積原価」「市場品質分析」など企業の独自性が強く標準化が難しい業務領域がある。

TISは、製造業向けソリューション「LinDo Applications(リンドゥ-アプリケーションズ)」を提供開始する。特にシステムの導入により効率化を図ることができる領域に特化した製造業の基幹業務のパフォーマンス最大化を図るサービス。

LinDo Applicationsは、「購買」や「見積原価」「金型原価」といった製造業各社で独自性が強い業務領域に特化したアプリケーション構築を支援する。ERPなどの既存の基幹システムパッケージの対応での標準化が難しい業務領域を、各社の要件に合わせて柔軟にシステム化することで、製造業における基幹業務のパフォーマンスの最大化を実現するという。

これまでTISが製造業向けシステム構築で蓄積したノウハウを活かした業務テンプレートを活用することで、導入期間の短縮を実現し、システム化による業務の効率化を可能にする。また、柔軟性と拡張性を兼ね備えたNTTデータイントラマートの業務改善プラットフォーム「intra-mart」を開発基盤とし、既存の基幹システムとスムーズに連携させながら短期間に高品質なシステムを構築できる点も特長だという。

LinDo Applicationsでは、「LinDo購買」「LinDo見積原価」「LinDo金型原価」「LinDo市場品質分析」「LinDo週報」「LinDo稟議」の6つのメニューを用意している。

例えば、LinDo購買は、製造業の「調達・購買業務の高度化」を実現するサービス。「サプライヤーポータル」「見積査定」などを標準機能として、100を超える豊富な機能群により、企業のコスト削減活動を支援する。また、LinDo見積原価は、引合/見積業務の流れを可視化する。顧客や営業、原価算出間の業務連携とコミュニケーションを支援することで、見積業務のレベルアップを図る。