後ろ姿などの映像から確実に人物を特定する照合技術を確立

後ろ姿などの映像から確実に人物を特定する照合技術を確立
近年、日本でもセキュリティカメラが普及している。街中や公共施設、ショッピングモールなどで不審な人や物を発見することはもちろん、大規模イベントの会場で事件・事故を未然に防ぐためにもカメラ映像が活用されるし、企業や重要施設における顔認証等でもそれが利用される。
カメラ映像を用いて人物を照合する場合、顔認証技術のみでは横向き・後ろ向きなど、顔の見えない姿に対応できない。その解決手段の1つとして従来、顔認証技術による判定後に、その人物の外観を複数のカメラ間で照合していた。けれども、多数の人や椅子、カウンターなどの遮へい物があるところでは、把握したい人物の一部がカメラから見えないこともあり、照合が困難であったという。 NECは、顔や体の一部が映っていない人物や後ろあるいは横向きの人物でも、全身の外観画像を用いて高精度に照合できる「人物照合技術」を開発した。大規模施設内の警備や、迷子の捜索などでの応用が想定される。今回の技術は同社がこれまで培ってきた映像解...

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