健康的な行動を促す、メッセージが適時スマホに届く

健康的な行動を促す、メッセージが適時スマホに届く
65歳以上の人口が全体の21%を越える。超高齢化社会をゆく日本では、「健康長寿」をテーマにさまざまな取り組みが行われている。社会との関わりを保って、よく笑い、よく食べてよく運動するなど、生活習慣病の予防は青年・壮年期にも当てはまる。
不摂生などによる健康被害は顕在化するまでの期間が長いため、健康的な行動の継続がおろそかになりがちである。ゆえに潜在的な健康リスクが高まり、結果として種々の疾患に結びつくという。OKIと早稲田大学は、日常行動を長期的に変化させるための「行動変容技術」とそのシステム化を研究――。今回開発した「健康増進プロンプトシステム」にて、被験者約70名の行動と意識の変化に対する有効性を確認した。 利用者の属性や行動、周辺環境(天候・時間帯)をもとに、生活習慣を改善する「きっかけ」や「合図」となるメッセージを適時スマートフォン上に提示する。従来のヘルスケアシステムみたいな行動の可視化ではなく、行動変容理論にも...

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