植物も持っている、時計のしくみが明らかに!

植物も持っている、時計のしくみが明らかに!
気候変動や農業の担い手不足、人口爆発などによる食料不足が懸念されている今、高収量、高品質な農を持続的に可能とする、先進的な栽培手法の確立が求められている。
特に植物工場――人工環境下における植物生産システムは、砂漠地帯や寒冷地だけでなく都会における農業をも実現し、食料の安定生産技術として世界的に注目されているという。大阪府立大学植物工場研究センターと、科学技術振興機構は共同で、そのシステムに革新をもたらす、作物生産に重要な環境制御技術についての研究成果を発表した。 植物にも自身の体内時計を色々な周期の環境刺激に同調できる仕組みが存在する。それは知られているが、植物時刻の計測の難しさなどもあり、その詳しいメカニズムは不明だったという。同大学工学研究科の増田亘作 研究員、立命館大学理工学部の徳田功 教授らのグループは、刺激に対する応答性を精密に計測...

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